Titele(自助具タイトル)

にぎポン~ハンコ押し自助具~

ForWhom(対象者)

就労支援施設の利用者、スタッフの方など障害の有無は問わない。

Why(なぜ作成しようと思ったのか)

学校の課外活動の一環で、就労支援施設に作業療法学科の学生が訪問した。施設内の作業について見学をした際に、利用者様がハンコ押しの作業を行っていた。ある店舗の名称をアルファベット4文字で押印するが、4つあるハンコを一つずつ一を確認しながら押印しており、より楽に作業に取り組めるようにする課題が抽出できた。作業工程の分析から、工程数を減らすことへ着目した自助具を作成するため、専門学校の学科を超えた協働を計画した。同学校法人のデザインカレッジに協力を依頼して、リハビリ学生、デザイン学生が一緒にそれぞれの視点を盛り込みながら作成した。

How(どのように作成したのか)

1.実際に就労支援事業所で行う作業内容を確認しながら作業工程を分析。4本のハンコを用いてある店舗名となるようにする。一つ目と三つ目のハンコと、二つ目と四つ目のハンコでインクの色を変えて押印する必要がある。現在、一本ずつ扱いながら作業をするため、ずれないように慎重に動作を行い時間がかかっている。
2.工程を分析した結果、ハンコを2セットで固定して押印できる工夫をする方針とし、作業療法学生、デザイン学生が連携して考案。
3.ハンコの穴のサイズを採寸し、3Dプリンタのメリットを生かしてミリ単位で調整。
4.押印時に手に持ちやすい大きさとなるように調整。
5.デザイン性を持たせる際に、杖のような握りを作る

製作環境

PC:MacOS
CADソフト:Autodesk Fusion
3Dプリンター:Bambu A1 mini
スライサー:Bambu Studio
フィラメント:PRINSFILマットPETG(ミストブルー)1.75mm

Outcome(成果)

これまで、4つのハンコを別々に押印していたたが、インクにつけて押す回数が2回となり、時間的な効率が解消された。(今後、継続して検討を重ねて、手の震えがある方や目視に時間がかかる方への対応も含めた作品を制作できるよう取り組む。)