構想

今回作る『Mt.HEXA』は六角形を基調にしたデザインに回転という動作を取り込んだボードゲームである。

ルール

六角形状の基盤が四段重なっている山の頂上にダイヤモンドがある。プレイヤーは麓からそのクリスタルをとって、自分の元いた陣地に持ち帰れば勝利。ただし、プレイヤーがダイヤモンドを持っている時、そのプレイヤーがいる基盤はランダムに回転しすぐに辿りつけないようになっている。(麓は回転しないため、ダイヤモンドを持ったプレイヤーが麓にいる場合、麓から二段目の基盤が回転する)

データ


基盤

基盤は4段とし、大きさをそれぞれ変える。なお、今回使用するレーザーカッターのサイズの問題で最下層の基盤は二つに分けて、ジグゾーパズルのようにくっつけるようにした。多数の線の交点にある穴にプレイヤーのコマを刺す。中心には支柱を通す穴を開け、支柱と基盤を別にすることで基盤が回転するようになっている。
使用データ
cutter1.ai
cutter2.ai

コマ

3Dデータを用意。今回はBlenderを使用。六角形をイメージしたプレイヤーのコマと勝利アイテムのダイヤモンドを作成。プレイヤーのコマには、ダイヤモンドを刺すための穴を作った。

出力


材料

基盤と支柱の材料としてシナベニヤ(厚さ4mm)を使用。レーザーカッターで切り出す。

基盤と支柱

基盤は前述の通り、支柱は円形に切ったシナベニヤを何枚にも重ねて制作。途中に基盤のストッパーを挟む。

コマ

データを3Dプリンターで出力。サイズが小さいため出力時間は短かったが細部の作りに限界があったため、ヤスリで削って調整した。

接着と塗装


基盤と支柱

白を基調にしたデザインとした。塗装は水性ペンキを用いた。基盤には移動経路を示すグリッドをサインペンで線引きした。また、最下層は、プレイヤー識別のために陣地をアクリル絵の具で6色に塗装。

コマ

プレイヤー識別のために6色に塗装。使用したアクリル絵の具は基盤に使用したものと同じ。

完成と試遊


試遊

プレイは一通り行える。回転の動作も問題ない。

回転

回転の動作は手作りのサイコロを使用。これで回転の角度を決定する。

ポートフォリオ