Title

胃ろう用シリンダの適量ストッパー

For whom:対象者

胃ろうでの栄養剤注中シリンダーの当事者(成人及び発達障害)

Why : なぜ作ろうと思ったのか

胃ろうからの栄養剤注入は,医師の指示を受けた医療者又は本人及び家族が実施する必要がある. 特別支援学校や外出先で医療者や家族がいない場合は,本人が一人で栄養剤の注入をシリンダーで行う必要がある.特に発達障害のある小児の場合は,シリンダーを押し込むことを遊びのように捉えてしまい,一度に多量の注入をしてしまい嘔吐など体調不良の危険性がある.  基本的には大人が立ち会うことが基本ではあるが,場合によって目を離すなどのタイミングでの誤操作を防ぐ(必要以上の注入作業は行えない)機構があれば、このような事故を防げると思い作成した.

How:どのように作成したか

本人(注入者)は位階分の適量を注入することができ、保護者は1回分の注入量を簡単に設定できる必要がある。そこでシリンダーの動きを止めるストッパー棒を設定し、そのストップ位置(一回の注入量に応じた)をストッパー棒に着けた溝でロックがかかるようにした。またそのロックは保護者によって簡単に解除、再設定ができるような機構にした。

工夫したところ

ストッパーのばね部分
3Dプリンターのフィラメント(ABS、PLA)でばねの柔らかさと強度を両立させるための形状(長さ、厚さ)を最適化した。

ストッパー棒を取り付ける溝
最初ストッパー全体を1個にして、ストッパー棒を挿入する部分を穴上にしていたが、プリンターの特性上穴の部分にサポート材が埋まり、印刷後にサポートを取り出すのに苦労した(サポート材をきれいに除去きれなかった)。そこで穴の部分を2つの部品に分割し(本体+穴のカバー)再現性を向上させた。

STL

STLの登録時に規約エラーが出るため、Google Driveで公開します
https://drive.google.com/drive/folders/1KLJBqWn9SV-lPE8mTWJrN9HRtQxwF8Bq?usp=sharing

Outcome:対象者の何がどのように変化する道具なのか

シリンダーに取り付けて、保護者が一回分の注入量の位置にストッパーを設定して、シリンダー使用者に渡す。使用者は注入作業を自ら行うが、ストッパーによって必要以上のシリンダー押し込みはできないくなっている。保護者は次回の注入時にストッパーの穴の位置を1回分の分量分変更することによって、次回の注入時にも簡単に設定できる。