はじめに
私は3DモデリングにFusion360を使用している。Fusion360で作業するうえで使用するキーは限られており、またキーボードの左右に分散しているため手の移動距離が大きく効率に優れない。そこで日々のCAD作業を楽にするためによく使うキーを集約したキーパッドを制作することにした。
配置するキーの選定
制作にあたってキーパッドに配置するキーを決定した。
私が今普段の作業でよく使うものとして今回は数値入力に使用する0~9の数字と小数点、マイナス記号、バックスペース、エンター、エスケープ、タブを配置することにした。
キーボードの作成
部品の準備
キーパッドの作成のために市販されているテンキー自作用のキット(KeyFuda01)を購入した。その他にも製作に必要なマイコン、キースイッチ、キーキャップを購入した。
基盤の組み立て
組立説明書の指示どおりに基盤を組み立てる。
唯一説明書と異なる点として右下のキースイッチをオミットしている。
自作キーボードキット『KeyFuda01テンキーパッド』ビルドガイド
キーキャップの製作
レザー刻印用のスタンプの製作
キーキャップの文字はレザーに刻印したものを張り付けることにした。
そのためにすべてのキーに対応したスタンプを3Dプリンタで出力する。
キーキャップ1
キーキャップ2
キーキャップ3
キーキャップ4
キーキャップ5
キーキャップ6
キーキャップ7
キーキャップ8
キーキャップ9
キーキャップ10
キーキャップ11
キーキャップ12
キーキャップ13
キーキャップ14
キーキャップ15
キーキャップ16
キーキャップ17
レザーへの刻印
スタンプをレザーにあてがって万力で挟み刻印を入れる。
レザーの切り出し
革包丁を使ってレザーを切り出す。
刻印はキーキャップに合わせてあるので外形線の内側で切ればぴったりのサイズになる。
キーキャップの取り付け
キーキャップにレザーをゴム系接着剤で貼り付けたのちに基盤に取り付ける。
ケースの製作
基盤をおさめるケースを3Dプリンタで製作する。ケースの他にも基盤上部と右下のすきまをうめるパーツも出力する。
ケース
右下用パーツ
上部用パーツ
完成
すべてのパーツを取り付けて完成。