最初に…
私たちは9月の上旬に学校のスタディツアーにて「若者の居場所」というツアーに参加した。
このツアーでは、サンカクシャという支援団体の方々にお話を聞いた。
そして、このツアーを通じて...
・若者が抱える問題(若者の家族関係や貧困問題、詳しくは次の項目)
・支援の必要性や仕組み
・この活動における知名度のあげ方
などについての話を聞いたり、自分たちでこの問題について解決策や理想について考えたりすることで
この問題への理解を深め、その深刻さを学んだ。
そこで私たちは若者の居場所を作るための解決策を考えた。
現状
いま日本では、自分の居場所がないと思っている若者が
22万人
ほどいるそうだ。それが原因で自殺まで至る人もいる。事実日本での10代から30代までの死因第一位は自殺であり(下のリンク36P参照)G7の中でもその割合はトップとなっている。
その若者のための支援団体(例 サンカクシャ)も存在するが、知名度が低く困っている若者に気づいてすらもらえてない。
2022年度における日本の人口統計
原因
居場所に困っている若者がいる原因はいくつかある。
例えば、相談できる相手がいないことだ。
家族側も子供と仲がよくなかったり、暴力や虐待、子どもへの無関心などから、息子や娘と話す機会も少ない。核家族世帯で祖父母などすぐ頼れる大人がいない。そして,家に居場所がなくなってしまい,もともと外にも居場所がない人が今たくさん増えているのである。
サンカクシャについて
サンカクシャは,15歳から25歳くらいまでの親や身近な大人に頼れない若者へ,「生き抜いていくための基盤」として,「居場所づくり」「仕事」「住まい」の3つの支援に取り組んでいる。
サンカクシャHP
https://www.sankakusha.or.jp/
X(旧Twitter)、TikTok、YouTubeの三媒体で情報発信
TikTok for good :TikTokでの発信を通じて社会貢献する
アカウントやクリエイターに贈呈する賞受賞
TikTok Awards Japan
https://newsroom.tiktok.com/ja-jp/award
より
サンカクキチを実際に訪れてみて
今回私たちはサンカクシャさんが実際に若者に開放しているサンカクキチを訪れた。
中には漫画、ゲーミングPC、ボードゲームなどの娯楽から無償で提供される飲み物や食べ物などがあった。
テーブルを囲むように置かれた椅子と複雑に絡み合ったコードから居場所のない若者がここでサンカクシャに頼りながら過ごしている様子が鮮明に、また生々しく目に映った。
僕たちが考える解決策
僕たちはまずやる気のある貧しい若者が社会に復帰して順当に働けている状態を作りたいと考えた。
そのためにはまず
・そのような
若者
がいること
・そしてそれを支援している
支援団体
の存在
その
認知度を高くしていくべき
だと考えた
①クラウドファンディング
まず僕たちはクラウドファンディングをしたらいいのではないかそう考えた。
しかし調べてみるとすでに1000万円を超える支援金を得ていて、多いと考えていた。しかし1人の独立には350万円が必要だということを知り、まだまだ十分ではないなと思った。
しかし僕たちは資金という面では十分な力を持ってないためこの面での解決は難しいと考えた。
以下のURL参照
サンカクシャクラウドファンディング
②SNSの活用
次に僕たちはSNSに目を付けた。
そこでサンカクシャは今どのようにSNSを活用しているのか見てみた。
・まず
サンカクシャX(旧Twitter)
を見てみた。
するとある程度の知名度はあるもののそこまで有名ではなかった。
・次に
サンカクシャ Youtube
を見てみると同様に認知度は低かった。
これらのことから僕たちはこのSNSの認知度を高めることが一番身近で僕たちにもできることでありそれがクラウドファンディングなどの支援の増加に直結すると考えた。
解決策の具体化
では僕たちはどうすればサンカクシャの認知度を高められるのか、
それは我々Z世代というSNSの世界に生きていることを活用してサンカクシャの活動をまとめたもの(このページ)を自身のSNSで共有し友達の範囲からではあるが共有することで広めていこうと考えた。
まとめ
働く場所がない,働いていても給料が少ない,そういったことが原因で親とは気まずくて相談ができない。核家族で親以外にすぐ話せる大人がそばにいない。こんな理由で居場所に困っている人たちを助けるべく動いているサンカクシャ,だが,サンカクシャにも寄付金が足りなかったり,そもそも知名度が足りず若者に気づけてもらえていなかったりいろいろと問題がある。解決策として僕らは,SNSやクラウドファンディングについて考えた。
今後の若者問題について
現在,サンカクシャは都市部のみ拠点を置いていて,地方にはまだ置けていない。まだ,周りに孤独が気付かれていない若者も多いだろうし,これからも居場所のない若者がたくさん現れるだろう。それがあなたの身の回りにもいるかもしれないし,あなたがそうなる可能性もある。そんな人を増やさないために周りに気遣って,居場所に困る若者をつくらなせない,もしそういう人たちが現れたら,ぜひサンカクシャを教えてあげよう‼
この作業を経験して
実際に訪れて、また時間を空けてデジタルテクノロジーを使った解決策を考えて、改めてこの問題の重大さ、社会体制の足りなさ、表面化し大事にならない、なりにくい問題が複雑に絡み合う様子を実感した。
また、お話を通じてどんな人でも孤独になる可能性があり、そして孤独となった若者が支援を求める難しさを学んだ。これから私たちはもし自分たちがこのような立場になってしまった時のために支援の仕組みを理解し、また助けを求めることことができるように意識を向けつつ、助けを求める若者に手を差し伸べるためにもサンカクシャさんのような活動を積極的に広めていきたいと思っている。
あとがき
今回上に書いた通り実際に様々なことを調べ、訪れたりする中で問題の生々しさ、身近さを感じた。
自分たちも生まれてくる家庭が違えば、親と激しく対立していたら、困っている若者サイドになっていたかもしれない。
今後サンカクシャのような支援団体が必要とされなくなる、若者が自分の居場所を見つけられる。そんな社会になっていくことを切に願う。
読者へ
この度はお読みいただいたこと誠にありがとうございます。またこの作品を作るにあたってお話を頂き、様々なことに協力して頂いたサンカクシャ様、誠にありがとうございました。この場をお借りして皆様にお願いがあります。是非とも居場所なき若者にご支援いただきますようどうぞよろしくお願いします。
あ