基本のおにぎりはシンプルな三角形であり、屋根と最小限の床で形成されている。この基本形を森の中に木を避けながら配置していく。またCNCルーターで加工した際の木くずは地面に敷いたり、火の燃料として活用したりすることで木材のロスをなくす。
ストローは組み合わせ方によって、様々なものに姿をかえる。組む際には自然の素材で出来た麻紐などをする。ストローで森の中に生えている木とつないだり、おにぎりを壁で囲いプライベートな空間をつくったり、床を伸ばし人を招き入れたりすることもできる。個人の自由な発想で空間を進化させていく。
[CAD設計データ:わたしのおにぎり。―ストロー工法による自然との新しい関係―]