ソフトウェアのダウンロード
ソフトウエアを
Linkage Mechanism Designer and Simulator
からダウンロードします。
ソフトウェアを起動
ダウンロードしたLinkage Mechanism Designer and Simulatorを起動します。
初期画面では中央にAnchorが1つ表示されています。
linkの基本パレット
白い画面上で右クリックするとlinkの基本パレットが表示されます。
これらを用いてリンクを作成していきます。
リンクを作成する1
点Aと繋がっている点Bを作成し、リンクを作成します。
点Aを選択した状態で白い画面を右クリックします。
表示されたパレットの中から
[Add Linked Connector]
を選択すると点Bが作成され、ひとつのリンクが作成されます。
リンクが完成した画面
点Bが作成され、ひとつのリンクが作成されました。
リンクを作成する2
前項では点Aに対して新しく点Bを作成しリンクを作成しましたが、次はパレットから直接リンクを作成してみます。
パレットから
[Anchor With Link]
を選択します。
リンクが完成した画面
点Cと点Dがあらかじめ繋がっているリンクが作成されました。
Linkでリンクどうしを接続する
接続したいリンクの2点を囲み、画面上部の
Modify
から
[Link]
をクリックして接続します。
Linkが完了した画面
ワイパー機構の外形作り
手順4,5,6で紹介した方法を用いて、画像のようにワイパー機構の外形を作ります。
各部の長さは必要に応じて調整してください。
ワイパーの本体部分を作成する際の注意
ワイパーの本体部分を作成する際、機構部まで含めた縦の3点を選択し、
Modify
から
[Combine]
を選択するようにしてください。
この作業を行わないと機構部と本体部が別のリンクとして機能してしまい、全体の機構が動かなくなってしまいます。
外形の詳細
下部3点はAnchor、それ以外の点はConnectorとなります。
リンクを回転させる
てこクランク機構の回転中心(ここでは右端の点C)に回転速度を設定し、実際に動くようにしてみます。
点CのPropertiesを右クリックまたは上部のコマンドをクリックして表示させて、リンクの回転速度を設定します。回転速度は自由に設定してください。ここでは30rpmとします。
機構を動作させる
右上の
[Run]
をクリックすると動作が始まります。エラーが出る場合は長さが適切かどうか、LinkやCombineが適切に行われているかどうかを確認し、調整してみてください。
動きを分かりやすくする
以上で完成ですが、各リンクの太さや色を調整し、動きの様子を分かりやすくしてみます。
調整したいリンクを選択後、右クリックまたは上部のコマンドをクリックしてPropertiesを表示します。
以下の項目を適当に調整します。
Line Size:リンクの太さを調整できます。
Solid:チェックを入れると、リンクを太くできます。
Color:リンクの色を調整できます。
軌跡が見えるようにする
軌跡を見られるようにすることで、より動きを分かりやすくしてみます。
軌跡を見たい点を選択後、Propertiesを表示し
[Draw Motion Path]
にチェックを入れます。
これでこの点の軌跡が見られるようになりました。
完成
実際に動かした動画をYouTubeで公開しました。