パラメトリックデザインにする椅子を決定

今まで、曲線的な形のものをモデリングしたことがなかったため、曲線だらけの椅子に挑戦。

チューリップチェア(英語:Tulip chair)は、フィンランドの建築家、エーロ・サーリネンによりデザインされた椅子の名称。椅子の形状がチューリップの花に似ていることからこの名称がつけられた。(Wikipedia)

Rhino上で椅子のスケッチを作る。

  1. 椅子の写真を平面に貼り付けて、なぞる形でスケッチをする。
  2. 足、肘掛け、背もたれで上中下に分割。
  3. それぞれ、曲線をZ軸で回転させることにより、サーフェスを作成。
  4. 肘掛け部(中部)の肘掛け以外の部分を切り取る。
  5. 背もたれ(上部)の背もたれ以外の部分を切り取る。

足(下部)をGrasshopper上で再現する。

くびれのある円柱を再現するために、大きさと高さの違う複数の円を作ってから、それをロフトする。
  1. CircleCNRにCenterを指定して、Radiusに数値を入れる。
  2. 複数の円を作りたいので、Number Slider を6つ用意して、Mergeで統合してから、Radiusにインプット。
  3. 複数の円の高さを変えるため、6つ円の高さを指定するNumber SliderをMergeで統合してから、UnitZにインプット。
  4. 高さを変えるために、Moveを用意して、Motion部分に3.で作ったUnitZをインプット。
  5. それらをLoftを用いてSurfaceにする。

肘掛けと背もたれを同じ要領で作り、カットする【←挫折...】

ここで立体のカットをパラメトリックにする方法が分からずに、挫折してしまいました。。。
  1. 足を作った時と同じ要領で肘掛けと背もたれ部分の円を作る
  2. スイープしてサーフェイスにする
  3. 椅子の形に合うように、GeometryにRhinoで作った曲線を押し出したサーフェスを用いてカットを行う(この方法だと、足の高さなどを変更した時に、カットの位置が代わり、形状がおかしくなる。)
  4. ListItemでカットされた本体部分のみを取り出す。

Numbe Sliderを使って、形状を変化させる。

Grasshopper上でモデリングした時にNumberSliderで位置や大きさを調整したところは、パラメーターを動かすだけで形を変えることができる。

本来は、2枚目の写真のように8段階のパラメータを用意したかった。。。

レンダリングを行う。

様々な形に変化した椅子を並べて、レンダリングを行う。
元々のチューリップチェアの質感に寄せるために、Plasttic low Grossを適用させた。