水の動きを制御して波紋の持つ美しさを引き出したい。

  • 3Dプリンターを3次元に動かして、人工的に波を操作したい。
  • 波紋よる光の屈折を用いて、綺麗な3次元空間表現をしたい。

参考になったもの
・波を制御して水に浮かぶ物体を動かす研究(オーストラリア国立大学)(動画あり)

水を入れる容器を用意する。

ダイソーでクリアケースを購入。

水を入れる容器の位置を高くする。

そのままではヒートベッドの上に直接容器が置かれる形になるため、浮かせるための足を作成し、取り付けた。

波を生み出す棒を作る。

まずは、2種類の棒を用意した。

ノズル部分に貼り付けて動かすことによって、水面に波を作る。

2つとも小さすぎた

どちらも小さすぎて、波を作れない。

時間がないので仕方なくクリニカの蓋で代用


ノズル部分に取り付ける。

ノズルを外して取り付けようと思ったが、所有しているモンキースパナでは取り外せなかった。

そのため、本体に直接テープで貼り付けることとした。

G-codeで動きを制御する。

G-codeを学んだサイト

・よく使うG-code
・G-codeの一覧

リトラクションの際に生じる揺れを用いて波を作りたい。

G1 E-5.0000 F12000
↑リトラクションの際は、G1 Eの値をマイナスにすれば良い。

それぞれのG-Codeの意味

G90:座標を絶対値指定へ変更。
M82:入力値を絶対座標で指定するコマンド。
M106 S0:ファンの電源を入れるコマンド。(Sはファンの駆動率)
M140 S60:テーブルの温度を指定するコマンド。
M190 S60:テーブルが指定温度になるまで待機するコマンド。
G28 ; home all axes:ヘッダをホームポジションへ戻すコマンド。
G29 ; run auto bed leveling routine:
G1 X0 Y20 Z0.2 F3000 ; get ready to prime
M109 S210 :ホットエンドが指定温度になるまで待機するコマンド。

それぞれのG-code

G92 E0 ; reset extrusion distance
G1 X200 E20 F600 ; prime nozzle
; process Process1
; layer 1, Z = 0.200

実際の映像。

Z軸の移動速度が遅いため、波紋が立たない。

反省点

  • Ender-5のZ軸の移動速度があまりにも遅かった。Z軸に速く動ける機種でやり直してみたい。
  • もう少し水を深くして、水掻きも細長くすることによって、渦を生むとかもやってみたい。