エッグドロップの導入-紙で作ってみた
エッグドロップの初回の授業で作った紙製のもの(現物がないためスケッチ)
筒を作りソフトクリームのように円錐を使って卵を浮かせるアイデア
約2mほどの高さから落としても卵が割れず、驚いた。
多分いけるぞ、これ。
3Dプリンターでも柔らかい素材を使えるということで、内部の円錐の素材を柔らかくすればそこそこの高さにも耐えるのではないかと予想。
同じ構造で勝負することに決める。
モデリング
一つ目
とりあえず卵が入る大きさの筒をモデリングし、出力したが卵が入らず失敗作となる。
次こそは、、、
もう一度筒をモデリング。
とりあえず筒は入りそうだ。
エッグドロップの導入〜紙で作ってみた〜
授業の初回で導入として紙で作ったもの(現物がないのでスケッチ)は、3.5mほどの高さから落としても卵が割れず、また破損も軽微であり意外な丈夫さに驚いた。
筒の中にアイスクリームのように卵を円錐の容器で上下から挟んで浮かせて、衝撃を伝えさせない構造になっている。
いけるぞ、これ。
ほぼ同じ構造でやったらどうなるのか興味が湧いたのでこの形をベースとして3Dプリンターのやつも製作してみることにした。
モデリング
一つ目
とりあえず卵がはいる筒をモデリングして出力した。
しかし、寸法を間違えてモデリングをしたので、卵が筒に入らずお蔵入りに。
気を取りなおして
もう一度モデリングをした。
今度は入りそうだ。
内部構造材と補強材のモデリング
卵を筒の中で浮かせる内部構造の材を筒とほぼ同じ大きさにして筒にはまるようにモデリングした。内部構造の材は柔らかい素材で3Dプリントした。
内部構造がはまるかつ卵が浮くギリギリの大きさで作ったため、筒の半径が思いの外小さくなった。これにより、着地時に筒が転倒する可能性があったので。筒の外に直径の大きい円錐がはまるようにした。
(図が完成図の断面、卵が筒の中央にくる)
完成
こんな感じで完成(現物はヘッダー)
本番!!
本番当日の3分前とかに完成したので、部品同士がうまくはまるコツをつかめず接着剤で一部を接合した。
2m
高速でプリントしたから筒の作りとか雑だったし正直ここで割れると思った。
でも、大丈夫だった。
3m
まあ、無理でしょうといった感じで挑戦。
ヒビがはいったもののなぜか耐える。
ここまでくると怖い。
次もいけるのではないかという期待が芽生える。
4m
奇跡的に3mまで耐え、いけるんじゃないかと調子にのってきたところでの失敗。
もう一回やったら大丈夫なんじゃないかとか微塵も思わせない卵の割れっぷり。
4mになってくるとまっすぐ落とすのが難しい。
残念。よくがんばった。
まとめ
結果3mだった。
思っていたよりいい成績だった。内部構造の材に使った柔らかい素材が相当効果的だったのだろう。4mの高さから落とした時にまっすぐ落ちなかったことが、この製作物の最大の弱点が顕著になったといえる。
最後に、オミクロンの5階(約17m)から落とした時、2階の窓のふちに当たって空中分解し、卵を撒き散らしながら落下していったのは良い思い出となった。