リハビリ中に生活のことを伺っている際、「お皿洗い中にお皿を割ってしまうから陶器などは使えない、洗い物も洗いづらくて困っている」と話されていた。左手の失調症状で困ることが多くある中で「皿洗い」の話が出たため、製作者は現状の困りごとの中で皿洗いの優先順位が高いことを認識した。自宅訪問の際、お部屋にはご自身の好みの置物などが綺麗に飾られていたが、プラスチックの食器は食器棚などではなく乾燥ラックに置かれていた。それを見て使いやすい食器のみでなく、ご自身の好みの食器を割る心配なく皿洗いができるように今回の物を作成しようと考えた。