前回を踏まえて改善

実際に砂浜で使用してみた結果、長時間の作業を続けるとしゃがむ動作の連続で腰が痛くなってしまうという問題点が見つかりました。
この問題点を解決する方法として、すなふるを棒の先に取り付けるという案を考えました。
その上で、
  • 立ったまますくうことができる。
  • すなふるの取り外しが簡単にでき、2つの方法で使用可能。
この2つを意識して製作を行いました。

棒の素材検討

重要になるのは棒の素材をどうするかということでした。
求めている素材は
  1. 軽量
  2. 丈夫
  3. 耐食性
この3つでした。
この条件を考慮した結果、アルミパイプ(外径19mm)に決定しました。
木材よりも丈夫で軽く、鉄よりも腐食しにくい性質を持っているため適任だと考えました。

すなふるの取り付け方を検討する

次に、すなふると棒をつなげるジョイントパーツと取手の形を検討しました。

ジョイントパーツはすなふるの取り外しが簡単にできる形状を考えた結果、蝶ネジを使用してネジの締め具合で固定する方式を選択しました。

取手は、スコップの取手から着想を得た案と、凹凸の着いた棒状の案の2つを考案しました。

モデリングの後、出力

ジョイントパーツ.stl
取手1.stl
取手2.stl

組み立て

アルミパイプを使いやすい長さに切断して穴をあけ、取手とジョイントを取り付けました。

完成!

銀色のアルミパイプとオレンジ色のパーツがいい感じにマッチしてかっこいい物ができました。
立ったまま作業ができるのは大きな進歩です!

すなふる利用についての注意点

すなふるをご自身でプリントして利用される方へ
すなふるは現在、経年劣化・強度の試験が不十分な状態にあります。出力の樹脂の種類及び保管状況によっても劣化の度合いは変わりますので、そのことを踏まえた上で管理をお願いいたします。
使用時に壊れてしまうと、プラスチック片を増やすことになってしまいます。使用の際はヒビ、割れなど十分に点検してからご使用ください。
よろしくお願いいたします。