設計

行灯の外枠を平面CADで設計しました。基板のパターンも同じ図面上に書いています。

木材のカット、組み立て

製作予定の行灯は予備も含めて15個。1つの行灯に角材を13本使うので、占めて195本の角材を切り出しました。ホームセンターの工作室の電動糸鋸を使わせてもらいました。手で切っていたらどうなっていたことやら。

回路図

回路図がこちら。明るさを保つためにフルカラーLEDを2つ、どの方向から赤外線が来てもいいように赤外線受信モジュールを2つ搭載しています。クリスタルやシリアルポート周りはArduino互換にして、組み立てたあともプログラムが書き換えられるようにしています。

基板の設計

プリント基板を切削で作るために設計。

回路切削用データの作成

Roland DG の iModela を使って基板切削を行います。
付属のiModela Creator で作業しても良いのですが、今回は iModela の Windowsドライバの機能を使ってCADから直接切削ファイルを作成します。

作図

カットしたい線を黒い線で作図しておきます。

印刷設定

「印刷」画面で「ファイルへ出力」をチェックします。

切削条件の設定

「プロパティ」から「ツール」で、黒を選び、送り速度、切り込み深さを設定します。

切削ファイルの作成

「印刷」で「OK」を押すと、切削データをファイルとして出力できました。

切削開始

iModela Controller から先ほどの切削ファイルを出力すると加工が始まります。
本当は基板切削用のVカットの刃物でやるのが良いのですが、0.5mmのツールで代用しました。

基板の組み立て

ジャンパーが2本飛んでしまったのは心残り。

組み立て

裏側から見るとこうなっています。
右下に見えるのがロータリスイッチで、それぞれにIDを振り個別に光らせることができます。

魔法のステッキの作成

100均で売っていたおもちゃのステッキを改造して、赤外線LEDGERを仕込みました。
コントロールボックスは家にあったものでありあわせで作りました(時間がなかった…)

完成

15個作りましたが動作まで至ったのが13個でした。
完成したのが結婚披露宴の前日というデスマーチ。
説明していませんでしたが、外側に半紙を貼ってくれたのは妻です。「初めての共同作業」でした。

Arduinoスケッチ作成

赤外線の送受信部にはArduinoのライブラリ「iRemote」を使用しました。
iRemote

家のテレビ(REGZA)のリモコンから出る信号と同じにしてあるので、テレビのリモコンからでも操作できます。