前回のまとめ
なんとか出力できたものの、高さがないのと、「肥料で花瓶を作る意味とは?」というコンセプト問題に立ち返ってしまった
とりあえずぬか花瓶は完成させよう
新しく作るにしても、ぬか花瓶は完成させたい
軽く手で固める
出力できたものの、ゆるい部分があったので、少し手で修正
(写真は撮り忘れた)
底をつける
底をつけていなかったので、底も手で付け加えた
(写真は撮り忘れた)
このまま乾燥させよう
夜も遅かったので、そのまま放置して帰った。きっと次来るときにはカチカチに固まっていてくれるだろう...納豆菌もいるし、そんなカビが生えたりもしないんじゃないかな...
カビ大発生
水曜は時間がなかったので、木曜に顔を出したら...
カビのオンパレード
カビは人体にもよくないが植物には...?
特に効果はそれほどないが、別にメリットもないそう。つまりただただ人体に悪影響なだけである。ジ・エンド。
捨てようか捨てまいか
うーん捨てるのはなんだか勿体無いきもしなくもない...
何かできないか考えておこう
カビ増殖
きもい。
どうすればいいのか...
仕方ないので、袋で包む。
【新案】土壌のphによって色が変わるColor Plantを作る。
植物栽培において、土壌のph値は重要な要素である。
今回は、土壌のph値によって植木鉢の色が変わるものを製作する。
この植木鉢製作のよるメリットは、
外環境により色が変わるマテリアルの開発。
植木鉢の色で土壌のph値が分かるため、栽培時に管理がしやすい。
ことである。
マテリアル作り
=材料=
フジワラ化学 プレミアムクリーンアップ珪藻土壁材1坪用 3kg ホワイト
モイスチャーティッシュ(骨材として)
紫キャベツ溶液
紫キャベツから指示液を抽出。
調べてみると、「紫キャベツ5gに対して、水20cc」が良いそう。
鍋に沸騰させたお湯を入れて、紫キャベツを15分茹でる。
もうひとつ鍋を用意して、ざるをくぐらせて水分のみを入れる。これを二回くらい。
粉末珪藻土壁材の丁度良い硬さを模索する。
potterbotで出力できそうな硬さを模索するため、紙コップに珪藻土を30gずつ入れて、それぞれ水を入れる量を調整することによって硬さを調整した。
ティッシュを入れるとトロミがでる!
珪藻土や漆喰には通常、骨材としてパルプや海藻粉を入れるようなので、
繊維質を持つティッシュで代用してみた。
予想は的中して、ティッシュを入れるとトロみがでた。出力する際のひび割れを防止するのに有効そうである。
紫キャベツ溶液と混ぜる。
検証の結果、一番良さそうだった「3:1」の比率を守って、珪藻土粉末と紫キャベツ溶液を混ぜる。
そのままで行けそうだったので、ティッシュを混ぜなかった。
珪藻土は中性だと調べた時に書いてあったので、混ぜても色は変化しないと思ったが、緑色に変わった。購入した珪藻土粉末に混ぜられているものの中にアルカリ性のものが含まれているのかもしれない。
PotterBotでマテリアルを安定的に出力させる
PotterBotで安定的に出力するためには、
層が融着する丁度良い固さ
高さが増しても崩れない固さ
出力途中でボロボロにならない保水性
マテリアルを丁度良く押し付ける積層ピッチ・射出量・スピードの設定
以上の状態を満たさなければいけないため、PotterBotを動かしてみては調整を重ね、なかなかに骨のある作業だった。
ポイント①:シリンダーに空気の隙間を作らないようにマテリアルを詰める。
マテリアルを詰める際、こんれん機で詰めると空気の隙間は生まれづらいが、手で詰める場合には空気の隙間が入らないよう注意しながら詰めていく必要がある。
吐き出し口側から、少しづつマテリアルを押し込んであげることで、ほとんど隙間を作らずに詰めることができる。
前回の反省から、ノズルの先端部分をつけずに出力する。
前回、ノズルを小さくしてしまうことによって詰まりやすくなったり安定しなかった。
今回は先端部分を外して、ノズル直径16mmの状態で出力をする。
マテリアルがベッドに吸着しない。
マテリアルが硬いためか、ベッドに吸着する気配もなく、ベッドの上をスルスルと滑っていってしまう。
射出量やスピードをいじってみるものの、上手くいかない。
クシャクシャにしたアルミシートをベッドに貼り付ける。
potterbotのベッドはツルツルしていてマテリアルが吸着してくれなかったため、クシャクシャにしたアルミシートを貼り付けた。しっかりと吸着してくれた。
ベッドにはくっついたものの、射出量とスピードの調整が必要そう。
potterbotが公式で配布している設定を用いると、射出量が少なすぎて、途切れてしまうため、ジョグコントロールをいじって調整した。
出力できるようになったが、どうしても割れが起きてしまう。
スピードと射出量の調整ができたものの、マテリアルがひび割れを起こしてしまうため、マテリアル側の調整が必要。
マテリアル再調整へ
骨材としてティッシュを混ぜて、水分を足しながら調整する。
粘度をあげて、ヒビ割れを無くしたい。
(マテリアル再調整)マテリアルを柔らかく、割れづらくする。
・積層されるように粘度をあげる。
・ひび割れをなくす。
この二つが目標。
骨材としてティッシュを混ぜてみる。
これによってひび割れをなくす。
水分を追加。
粘性をあげるため。
(リベンジ)マテリアルの出力を安定させる。
積層ピッチ、射出量、移動速度を調整
スライサーで設定した後、ジョグコントロールで直接調整することで、安定して出力できる設定を見つける。
スライサーの設定
ノズル直径:6.0mm
射出量:4.5
基本レイヤー厚:5.00mm
プリントスピード:150.0mm/m
G-codeで調整して上手くいった設定
さらに微調整で、
移動:80%
射出:150%
にすることで安定。
成功した出力の様子
モデリング
・土のph値の変化による色の変化
・potterbotでの出力
を生かした形状に
水に触れる範囲を増やす
ph値を増やすために、水が触れる範囲が多い形にしよう
potterbotの出力に適した形
potterbotでしかできない形とは、人の手で作りにくいような形のものだと思う。
幾何学的な形?
もじゃもじゃのやつ?
これに決めた!
上から見るとお花のように見える
rhinoで制作
fablixでやろうとも考えたが、レイヤーを一層ごと変えていくのだと私の作りたいと思っている形は変わってしまうのでは(それも面白そうだけど)
とりあえずまずはrhinoで作ってみよう、それから考える
円柱づくり
円柱に球をつけていく方式にしよう!
まず、円柱を作る。
線で片面だけ書いて、回転させる方式にする。
ちゃんと下にも穴を開けた。
なんか違う
こうじゃない...
形を変更
前の形ではサポートがないと崩れる可能性がある....
もう少し球が平らなのにしよう
これは上の段の球は小さめで、下の球は上より大きくなっている。
上から見ると、小さい花びらと大きい花びらのように見える。はず。
球体→雫に
球体をくっつけても不自然なので、雫型にしてそれを半分回転させて作ったのをくっつけようと思う。
円柱じゃなくて立方体にしたら!?
円柱だとこうなる...対処法はあるだろうけど立方体の方がやりやすいしそっちでいいのでは
上から花のように見せるには、同じ面に上下段付けても花っぽく見えないから、捻った長方形につけるのが良さそう
twistした
綺麗
でも花びらになるもこもこ付けにくい
→捻ることによって、上から見るとまるで花みたいになるといいのでは!?
grasshopper起動
とりあえずこんな感じ、ネジみたい
こんな感じ
ふわふわのところをもう少し大きくしたいなあ...そしたら花びらみたいに見えないかな?
とりあえずできたが
できたが、ふわふわの部分を広げることはできない...
rhinoで線を書いてしまうのがいいのでは?とオビさんに教えてもらいやってみる
お花っぽい!
上から見るとお花っぽくなった!
面を付けた!
良さそう!
一発書きできそうだし、サポートもいらないし、ちゃんとできたらかわいくなりそう!
スライサー
simplify
厚みなしで
とりあえず厚みなしで...
うーん、厚みがあったほうが良さそう?
出力してみよう
底辺もちゃんと付けた。
レイヤーの「底部のソリッドレイヤー」から
設定は、6のマテリアル調整の際にけいすけがいいのを見つけてくれたのでそれを使う。
potterbot
切れまくる!
接続が切れる切れる
今度は出ない
無事うまく繋がり、モーターも周り、あとは出力するだけ...
なのだが、待っても中身が出てこない
何度か繰り返す
出てこない...
モーターはしっかり回っているのに...
名倉さん曰く、押し出す棒が空回りしてしまっているかもということで、別のと交換する
日が昇り始める。
出てきた!!!!!!
モーターを取り替えたあと無事出てきた!!!!!!!!!!
朝4時、光が見えてきた!!!!!!
やったー!!!!!!!!!!!!!!!!
いい感じ!ツボっぽい!
この調子で頑張れ!
潰れた
重みにやられてしまった.....
原因としては
固まる速度が遅かった
ノズルが大きく、太く重くなってしまった
PLAと同じ感覚で作ってしまった
でもこれはこれでかわいいので、まあいいのかも
ただ植えるところが少ないので、本当に小さい植物一輪分しか植えられない
乾燥
とりあえず外で乾燥させる