アイディア出し

まず卵が割れないために必要な条件を考えた結果、
①   地面に着く瞬間クッションとなり衝撃を緩和してくれる、卵よりも先にぶつかる何かが必要
②   落とすという概念を超えて、むしろ飛ばしてみる →そうする事で、着地の際の速度が小さいため衝撃も小さくなる。
の2つを思いつきました。 しかし今回は3Dプリンターを使い入れ物を作るので、②のアイディアでは重たくなりすぎて飛ばす事は出来ないとまとめました。
という事で、①のクッションとなる何かを設計する事にしました。 私がクッションとして思いついたのは、脚をつけることでした。

モデリング

考えた作戦を元に実際にモデリングしてみました。

プリント! 失敗!

しかし、Rhinoでデータを作りメーカーボットプリントに移行した時、脚が細すぎたせいかうまく出力できませんでした。また、プロペラもモデリングした際にうまく閉じられていなかったのか、何度も出力に失敗しました。

本番

結果的にうまく出てきたものを組み合わせてエッグドロップコンテストに挑みました。

しかし実際に卵を入れる部分を手に取ってみると、今までの人生でどんな卵を食べてきたのか疑うほど大きすぎな容器が出来ていました。そのため、プリント失敗したフィラメントの端っこを中に敷き詰め、緩衝材としました。

結果

もともとの作戦とは大きくずれてしまいましたが、結果1m10cmという好成績を残す事が出来ました。 この事からの考察は、卵を衝撃から守る容器を作る上でまず最も大切な事は容器自体の頑丈さ、またやはり3Dプリンターの素材だけで衝撃を吸収しようとする事には限界があり、空気抵抗など何か他のものも使わなくては一定の高さ以上から落として卵を守る事は不可能だという事です。

今後に向けて

今回プロペラを何回も出力に失敗した事から、いかに3Dプリンターで出力する時の事を考え、5時間という時間制限を考えてモデリングできるかという事が今後の課題として残りました。