リサーチ

29.1.2016 今後のプロジェクトの方向決めと染織のリサーチ

テーマ:   染め物
対象:    海外の人々
作るもの:  風呂敷 二四巾(90×90)サイズ
       用途はものを包む、壁に飾る、まとう、首に巻く、頭にかける等
キーワード: 仙台

参考URL①

染め方(http://www.tokyo-knit.com/pdf/nit7.pdf)
種類(http://shutou.hatenablog.com/entry/2014/12/20/065637)
染料と繊維(http://www.mikisenryouten.co.jp/beginner/list.html)
日本の染織工芸(https://ja.wikipedia.org/wiki/日本の染織工芸)
アフリカの染織(http://www.azalai-japon.com/mois/teinture-sp.html)

参考URL②

アジアの染織(http://homepage1.nifty.com/fmac/infomation/glossa.htm)
染織文化の歴史(http://www.dylon.co.jp/corporate/dye.html)
型染め(http://kata-kata04.com/pg141.html)
草木染め(http://matome.naver.jp/odai/2135333212550180601?&page=1)
べんがら染め(http://www.kosyokunobi.com/benigara%20guide/benigara.html)

実験

30.1.2016 玉ねぎ染めをしてみる

材料
参照(http://www.nagasaki-city.ed.jp/starship/oyako/tamanegi/tamanegi.htm)
玉ねぎの皮(6個分)
ミョウバン 1袋(30g)
割り箸
鍋
タライ
輪ゴム
手ぬぐい 2枚


玉ねぎ染めをしてみる

手順

1. 鍋に半分ぐらい水を入れ沸騰させる
2.玉ねぎの皮投入(写真)
 沸騰したら弱火にする


玉ねぎ染めをしてみる

3.手ぬぐいを絞る(写真)
 下記URLを参照した
 (http://seiwa-net.jp/fabric-dyeing/enjoy-fabric-dyeing/konya_i/index4.shtml)
4.鍋の水に色ついてきたなあと思ったら布を入れる
5.沸騰後弱火にし10分煮る

玉ねぎ染めをしてみる

6.5の間にタライに水100gに対しミョウバン5gをいれる
 量は布が浸るぐらいが目安らしいが、ミョウバンが30gしかないので必然的に水の量が決まってしまった
7.ミョウバンが全然溶けない
 スタッフの方に調べてもらったところミョウバンは少量のお湯に溶かして使うらしい
8.布が煮終わったらタライに投入
9.ミョウバンが全然溶けていない
 ヒートガンをタライの下から当てミョウバンを溶かすことに
 なんとか溶けた
10.ミョウバンが溶けてきたが、既に色が落ちて水が黄色くなっている
11.タライの水が少ないので傾けて1時間置く(写真)

玉ねぎ染めをしてみる

12.水で流す
13.乾かす(写真)
14.完成

その後お酢やベーキングパウダーを入れてみて染めたが特に変わらず・・・

想像よりは色が明るくなった。
次回は浸す時間を長めに&絞り方きつめに&ミョウバンをきちんと溶かして色落ちを防ぐことに気をつけなければと思った

つづく

▶︎案1
宮城の材料で染める
ex. 仙台野菜、花、草
▶︎案2
宮城(日本でも可?)の伝統的な染め方で染める
ex.型染め、藍染
▶︎案3
宮城の色・デザインやパターンで染める
ex.紺、緑、オレンジ(黄色)
▶︎案4
捨てられちゃう、みんなが迷惑と思っているものを使う
ex.皮、雑草、セイタカアワダチソウ

流れ
2月上旬:案1の場合他にどのようなもので染められるかを次までに考えてくるor染めてみる
候補者
だだ茶豆、せり、赤玉ねぎ、しそ、梅、ブドウ、小豆
植物でもないか考えてみる
何か捨てられちゃうもの考えてみる
2月中旬:伝統的な染め方の可能性を考える
ヒアリング?型作り?

実験②

7.2.2016 冷凍枝豆で染めてみる
今回東京の弟の家にいるので弟がいない間にいろいろ拝借して染めることに

材料
冷凍枝豆(400g)
事前にレンジでチンして中身の豆と別にしておく
ミョウバン 1袋(35g)
箸
鍋
タライ
輪ゴム
手ぬぐい 1枚

冷凍枝豆で染めてみる

手順

1.中身の豆を抜いた殻と水を鍋に入れ煮ます。
2.沸騰してもなかなか色が出てこないので20分追加で煮ました。

冷凍枝豆で染めてみる

3.布をお湯で濡らしておきます
4.折り目をつけて輪ゴムで結んでおきます

冷凍枝豆で染めてみる

5.煮ます。この時になるとなんとなく色が薄ーく出てきたかも。

冷凍枝豆で染めてみる

7.10分煮ても色変わらず、加えて30分煮ました。
8.煮ている間にミョウバン5gに100gのお湯をボウルに入れておきます。
今回はお湯を使ったので最初からミョウバンがちゃんと溶けました。
9.あまり色が変わらないまま鍋の湯も減ってきたので、ミョウバンが入ったボウルに布をいれます。
お湯の色もうすーい緑色(茶?)に変わりました。

冷凍枝豆で染めてみる

10.どちらのお湯も色は変わってるのですが肝心の布に色が入ってないみたい。。。

冷凍枝豆で染めてみる

色が変わりませんでした・・・・

冷凍ものだったからなのか、煮出しの時間が悪かったのか、枝豆の殻の量が足りなかったのか・・・・

つづく

案①枝豆の殻多めでもう一度やってみる
案②他の食材でやってみる
 コーヒー出し殻、小豆とか

つづく②

その後染めていない白い布と比べたらほんの少し、もう写真にはわからないぐらいですがうっすーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーく緑色っぽくなってました。もっと濃く染めれそうです。

素材探し

14.2.2016

仙台に帰ってきていたので家の近くの森に染色の素材になりそうなものを探しに行ってきました。

素材探し

が、やはり冬。染められそうなものが見つからず。
というか植物の知識がなさすぎてそこらへんに生えている植物がなんなのかわからず手が出ません・・・(唯一の知識は小学校1年生の時の夏休みの自由研究で作った押し花集の記憶がぼんやりとあるぐらい、だがいかんせん花が咲いてない・・・。)

写真にある笹が大量に生えていたのでこれを染めようといくつか袋に詰めて帰ろうとしていましたが、枝を切っている最中に葉の裏に大量の謎の卵っぽいものを発見。
今これ煮込んだら私何十匹の何者かの命を殺すことになるんじゃ・・・と考え土の上に戻してきました。

素材探し

結局梅の花が咲いていたのでひと枝だけもらってきました。
実家に飾ってあります。
植物の知識がないと素材探しって難しいなと思いました。
植物の先生とかと一緒に森に行きたいです。

ネットで調べていると植物だと結構何でも染まるみたいなんですが出来れば普通だったら捨ててしまうもの(やはり野菜とか果物の皮系)か、迷惑がられる雑草系でやれればいいなあと思っています。染めるものだけでなく最終形態どうするかっていうのも今考え中です。アイディアが降ってきてほしいです。

実験③

17.2.2016 オレンジで染めてみる
またまた東京にきています。
実家でオレンジがあるのを発見したので染まらないわけがないと、皮だけ剥いてもってきました。
以前の玉ねぎ同様家族が消費に困っているのが想像できます。

材料
オレンジの皮(5個分)
ミョウバン 1袋(30g)
無調整豆乳(200g)
箸
鍋
タライ
輪ゴム
手ぬぐい 1枚

オレンジで染めてみる

1.前回の実験から植物繊維にタンパク質をつけるといいとアドバイスを頂いたので早速無調整豆乳と水を1:1したところに布を20分つけるところからスタートしました。

参考にしたのはこちらです
http://jccu.coop/kodomo_land/freestudy/kusakizome/kusa_02.html

オレンジで染めてみる

2.オレンジの皮と水を煮込みます。とてもいい匂いがしていました。

オレンジで染めてみる

3.豆乳で浸し終わったら布は脱水機にかけて干しておきます
4.大体乾き終わったら輪ゴムで縛ります
ここいろいろ工夫できそうなところ

オレンジで染めてみる

5.うっすら黄色になりました。ここで布を染めやすいように皮を取り除きました。

オレンジで染めてみる

6.布投入です。本来は布が隠れるぐらい染め液があるのが理想なんですが皮とったらめちゃくちゃ液少なかったです。もっと皮の量多くした方よかったのかな。
か、煮込む時間を長くするとかなんでしょうか。ただ沸騰だけしてお湯の量少なくなってしまうんですよね。

15分程鍋の中で動かします。

オレンジで染めてみる

7.その間にボウルにミョウバン液を作っておきます。
そして布投入。写真を撮り忘れていました。

ここでも15分程ゆらゆらさせます。

オレンジで染めてみる

8.ミョウバン液から出した後は水でゆすいでまた鍋に戻します。ここでも15分ぐらい。
9.鍋から出して水でもう一度洗います。
10.輪ゴムもとって洗います。
11.干します

オレンジで染めてみる

12.染まりました!とてつもなく薄い色ですがきれいなレモン色に。

オレンジで染めてみる

染めていない布との比較です。

つづく

豆乳のおかげでしょうか、染まってくれて嬉しいですがもっと濃いめに染まってほしいところ。

調べたところ他にもいろいろなもので染められるようです。
ex)
アボカド
http://macaro-ni.jp/19927
http://chapora.exblog.jp/i11
ユキヤナギ
https://ja.wikipedia.org/wiki/
ヨモギ
http://imaoi-kiyo.jp/yomogi-somekata/
何を使っているのか謎ですがとてもきれいなピンク色に
http://nunudream.ti-da.net/e2536783.html


つづく

季節が違かったらもっといろんなもので染められる気はするのですが・・・
春になったらトライしたいものがたくさんあるので春を待ちます。



レーザーとか使って型作ったり、型染めの機械もつくれるのかな。

草木染めに使うもの

植物の4大色素
①フラボノイド →白、赤、紫、黄色、青 ②ベタレイン →黄色、赤紫、紫、赤 ③カロチノイド →黄色、橙、赤 ④クロロフィル →緑

リストアップ

◯豆乳 →染色助剤。タンパク質処理のため。 ⇒豆汁/牛乳(http://www2.wbs.ne.jp/~ichiba/arekore/kusakizome/09.html)
◯鍋 →染めるものを煮るため。 ⇒必要フライパンでも出来るかな
◯水 →染めるものを煮るため。 ⇒?????
◯布 →綿は植物性だからそのまま染まりにくい →動物性の繊維の方が染まりやすい →タンパク質をいれてあげる処理が必要(http://草木染め.jp/?p=20) ⇒綿以外の素材の布/糸/紙

リストアップ

◯割り箸 →鍋で染めるものを煮る時 →いちいち捨てるのもったいない →模様つけるときにも使える ⇒割り箸じゃなくてもよいそれに近いものだったら棒状
◯ボウル →媒染液に浸すとき、タンパク質処理を行うときに ⇒深めのものだったらなんでもよい
◯輪ゴム →布に模様をつけるため ⇒針と糸/型/ビー玉/棒/
◯染めるもの →草木染めに使うもの ⇒植物だったらなんでもよい
◯ミョウバン →媒染に使う ⇒アルミ系だとミョウバン、鉄系、銅系 ⇒錆びた鉄釘と食酢(http://suzuya-rice.co.jp/blog/?p=4846)

アルコールを使った染め方

http://www.everlth.co.jp/information/science/how/16.html

◯染めたいもの
◯空き瓶
◯エタノール
◯食酢/焼きミョウバン