作りたいパズルのSTLを準備する
1x2x3のルービックキューブを作るために、作りたい形状のSTLファイルを準備します。
中心を原点にもっていく必要があります。
svgファイルから作る
たとえば、都道府県の形を作るとなると2次元の絵から、データを作りたくなります。まずsvgファイルを作成し、CADで厚みを持たせるのが良いでしょう。
フリーのソフトで、画像データから輪郭抽出するものは、たくさんありますが、例えば
potrace
を使って、
potrace -s file_name.bmp
のようにすれば、svgが出来ます。
OpenSCADのスクリプトを使う
OpenSCADで、1x2x3=6の部品に分割して、特定の部品を結合して、ねじ止めの穴をあけ、立体回転パズルを作ることが出来るようにスクリプトを作りました。
rubik1x2x3_template_v2_1.zip
環境変数を通して、OpenSCADが使えるようにする
3x3x3の場合と同様ですが、設定が出来ていない人は、まずは、
OpenSCAD
をインストールしてください。環境変数(Path)に、OpenSCADの実行ファイルがある場所を通しましょう。OpenSCADは、コマンドプロンプトからファイルを読み込んで、STLに変換することが出来ます。
環境変数を通すのが面倒、分からないなら、OpenSCADの実行ファイルをスクリプトと同じ場所にコピーしてしまっても構いません。
パラメータの設定
parameter.scadを開いて、パラメータを設定します。
FILEが分割するSTLファイル名となります。STLファイルをこの名前を変更してください。
他の数字を変えると、操作性が良くなるのかもしれません。
うまく調整出来たら教えてください。
分割の確認
rubik.scadをOpenSCADから開いて、F5で分割形状を確認
してください。STLの規模が大きいとキレイに表示されない
かもしれません。
サンプルでは直方体を分割するものとなっています。
6個のSTLの作成
makestl.bat
を実行しましょう。環境変数が通っていればlibディレクトリの中のOpenSCADのファイルから、自動的に6個のSTLファイルをstlディレクトリ内に作成してくれます。
形状が複雑な場合は時間がかかりますが、待ちましょう。
3Dプリンタで印刷する
6個のSTLファイルを3Dプリンタで印刷しましょう。6個ぐらいなら、標準的なFDMプリンタで2,3時間で印刷できると思います。
ネジで組み立てる
適当なネジが必要です。画像にあるネジをホームセンターで買ってきました。ネジ穴は、小さい設計になっています。parameter.scadの値を変えてもらっても良いですが、ハンドドリルを使って穴を大きくして、ねじを使って止めます。
あなただけの回転立体パズルを作りましょう。
山形県のパズル
山形県の形をパズルにしました