作ろうと思ったきっかけ

夏休みの宿題が出た時にちょうど開発中だったアプリが身体の不自由な方のためのものでした。実際に使ってもらった時、タブレットをタッチする操作が大変そうだったので、タッチペンを手に固定して操作できるような自助具を作ろうと思いました。
自助具とは何かについてはfablab宮﨑βさんで3Dプリンタの体験をした時に教えてもらいました。

おゆまるで作った

Tinkercadを使って設計まではしていたのですが、3Dプリンタを使わせてもらいに行く時間が全然なかったので、夏休みの宿題はおゆまるでペンを固定する部分を作り、手芸のカバン用持ち手にグルーガンで接着、マジックテープで手に巻いて固定できるようにしました。

欠点

見てわかるように、ペンを固定する部分の大きさが決まっているので、タッチペンの種類によっては緩かったり狭かったりします。

Tinkercadのデータ

その時に作成していた3Dのデータです。
中にバネを入れて組み立てると、ボタンを押した時に穴が広がってペンを通せるようになり、ボタンを離した時にバネで元に戻るのでペンが固定されます。

構造

手のひらに固定する台と、ペンを通す穴のあいたボタンの間にバネが入っています。ボタンを押すとバネが縮み、穴が広がります。ペンを通してボタンを離すとバネが元に戻る力で穴が狭まり、ペンが固定されます。この構造は、ズボンの紐を固定するスプリングコードストッパーを使っていて思いつきました。

完成品

中の部品のサイズが少し大きかったので、やすりで削ってから接着しました。
また、ボタンがついていない方の固定する部分に遊びがあまりないので、強い力をかけて使うと外れてしまうことがわかりました。そのため、3Dのデータを変更しました。