<アイディアスケッチ>

<テーマ>
一升瓶を片手で持ち易く、注ぎ易くしたい!

<課題>
・一升瓶は重い。<約3kg>(瓶の重量0.95kg + 内容物1.8kg = 2.75kg)
・瓶の首を持って片手で注ぐと、細かく調整するにはかなり力が必要。

<解決策>
・着脱式の長いハンドルを備えたホルダーを装着。

<活用例>
・調味料の瓶を多用する厨房作業に。
・お年寄りや力の弱い方でも安定して注ぎ易く。
・酔っていても、こぼさずに注げる・・・?

<一升瓶サイズ規格>
高さ=395±1.9 mm、底部直径=105.3±2.5 mm、 上部直径=30±0.3 mm、 最小肉厚 1.7 mm、容量=1800 ±15 mL、参考質量 950 g

<材料検討>

某巨大雑貨店にて材料に使えそうなものを探す。

麺棒 D26 L280


ステンレス製リング D90


S字フック D35


<構想>

赤い部分のジョイントパーツを3Dプリントで作成

<材料準備>


100円均一店で購入したもの

麺棒 D26 L280 x1(¥100)
ステンレスリング D90 x1(¥100)
S字フック D35 x1(2個で¥100)

材料費250円也

ネジ類

木ネジ M2.8 13mm x2
ボルト M3 40mm x1
板ナット M3 x1
蝶ナット M3 x1

工具

ペンチ
ドライバー
錐またはドリル
3Dプリンター

<材料加工>

カシメを外して、リング部分のみを使用

S字フックの加工

S字の片方のカーブを、ハンドルの太さに合わせてD26mmに曲げ直す

<設計>


パーツを配置してシミュレート

用意したパーツをCADでモデリングして、配置します。

ジョイントを設計

配置したパーツを固定するジョイントを設計する

<パーツ制作>

CADでモデリングしたジョイントパーツを3Dプリントする

<組立>


ボトムジョイントのスリットに板ナットを入れて、ボルトを嵌める。


蝶ナットをボルト先端に軽く嵌めておく。


ボトムジョイントにハンドルバーを挿し込む。


木ネジの位置を決めて、下穴を開ける。


ボトムジョイントを木ネジで固定する。


トップジョイントのスリットに、S字フックを嵌める。


トップジョイントに、ハンドルバーを先が20mm程度出るところまで差し込む。


<装着>


瓶の上から嵌める。


S字フックが瓶の首に掛かる位置まで下げる。


蝶ネジを締め込む。


完成。