Aさんとの出会い

Aさんとは訪問リハビリを通じて出会いました。

アセスメント

Aさんが実際にどこまで手が届くのか?アセスメントした。
頭まで10cmほど足りなかった(顔までは届いた)。

Aさんは握る動作に労力を要すため、ロールブラシを使用することにした。
ロールブラシ

Aさんのヒアリング

Aさんにヒアリングをしました。脳幹梗塞後の後遺症で四肢麻痺あり。上肢機能障害により顔までしか手が届きません。そのため、頭まで手を伸ばすことができません。
Aさんは「とにかく全身がかゆい。特に夜間にかゆみが強く、眠れない」状況です。ここをなんとかして欲しい。

そこで私はこの課題をなんとかしたいと思い自助具製作をすることに決めました。

コンテスト必要事項

誰に
Aさん(脳幹梗塞後、四肢麻痺、上肢機能障害あり)

なぜ
Aさんが最も生活の課題と感じていたから。
それを解決することで睡眠が十分に取れ快適な生活につながると考えたから

どうやって
3Dプリント自助具を作成

成果
3Dプリント自助具を使用することでいつでもかゆいときに頭を掻くことができ、睡眠が十分に取れるようになった。

1st髪ときホルダー

10cm不足しておりましたので、長さ10cmのホルダーを作成しロールブラシに装着しました。

結果、ベッドを頭側挙上0度であれば使用可能。頭側挙上の角度が上がると8cm届かない状況になった。
1st髪ときホルダーホルダー

2nd髪ときホルダー(完成)

18cmのホルダーを作成することでAさんは頭を掻くことができました。