Auxetic Patternを理解する
Auxetic Patternとは、そのパターンで平面をカットすることによって、一定方向にかけた力が二次元的な広がりになる構造のこと。
柔軟性、フィット性、通気性などを重要視する靴づくりにおいては、このパターンを知ることは大きな強みとなる。
Auxetic Patternを作ってみる
実際に、硬い素材にこのパターンを適用させると、どのくらいの効果が得られるのか試してみる。
素材はPP板をレーザーカットするか、PLAで出力するかで迷ったが、もともと硬い素材であるPLAでどこまで柔軟な素材を作れるかをみてみることにした。
Auxetic Patternを出力する
早速データを作成し、暑さは1mmで出力。ラフトはなしに設定する。
すると、思った以上の柔軟性をもつ素材が出来上がった。
パターンを隙間なく敷き詰めれば敷き詰めるほど、広がった時に負荷のかかる面積が小さくなるため、強度が下がるが、逆に隙間を開けすぎると柔軟性が下がる、という関係にあることもわかった。