図面を書く
モデリングしたい靴を選んで、採寸をし、正面・真横・真上の三方向からの図を書く。
パーツを分ける
今回は、ヒールのある靴を選んだのでで、ヒール・インソール・トップ・ボトムの4パーツに分解してモデリングすることにした。
ヒールの作成
スケッチをかく
スケッチツールのスプラインで、下絵をなぞるように接地部分を描く。
押し出す
それをz軸方向に押し出すことで大まかな形を作る。
傾斜は押し出し→切り取りで行う。
インソールの作成
次にインソールを作成する。
まだ「フォームを作成」から平面を選択し、インソールの形をギリギリ超える大きさの平面を作る。平面ができたら「折り目解除」で角を丸め、そのあとは「フォームを編集」を繰り返し、インソールの形を整えていく。
このとき、視点は「上」に固定しておくことで、意図せずの軸方向に変形してしまうことが避けられる。
最後は真横からインソールの角度をつけて完成。
アッパーの作成
次に、アッパー部分の作成をしていく。
円柱を作る
「フォームを形成」を選択し、「円柱」をベースに作っていく。今回はパーツの前面が開いているので、円柱のその部分のみ消去した状態から始める。
フォームを編集する
インソールと基本同様に「フォームの編集」ツールで形を整えていく作業になる。細かい凹凸に対応できなくなったら部分部分に スカルプト>修正>エッジを挿入 でエッジを加えて行けば、編集が楽になる。
また、作業をする際はなるべく視点を「上」「右」「左」などに固定して形を整えていくのが良い。
厚みをだす
フォームの編集が終わったらスカルプト>修正>厚みから厚みをだす。今回は3mmに設定。
靴紐穴の作成
靴紐を通す穴部分は、アップの編集が終わったあとスカルプト→モデルに切り替え、スケッチで穴と同じ大きさの円を視点を「上」に固定し、位置を見ながら六つ作る。
そして六つの円を一括選択してアップの前面の傾斜と同じ角度まで回転したあと、まとめて 押し出し>切り取り をすることで作る。
ボトムの作成
最後につま先の部分を作成する。これが一番難易度が高かった。
ベースにするのはアップ同様「円柱」で、後ろにくる1/3ほどはいらないので先に削除してしまう。
あとは「フォームを編集」でひたすらに形を整えていくだけだが、このパーツは引き延ばす部分が多いので、歪みが生じがちであるため、はじめにエッジを多めに設定しておくのも手だ。
つま先部分の丸みや、インソールとの接着部分は難しいので、大きく拡大しながら丁寧に行う。微調整が終わったら、これもスカルプト>修正>厚み で厚みを出して終了
平面から作る
折り目解除
フォームの編集
厚みの設定
外観の設定
仕上げに、今回は元の靴が合皮素材だったため、モデリングした靴も近い外観に設定することにする。
今回は「革-光沢」を使用した。
完成