Afiniaのヒートベッド温度異常

Afinia H400を使っていると、プラットフォームの温度が正常であるにもかかわらず、異常に高いというワーニングが出て動かなくなることがあります。このときの対応方法を、マイクロボードテクノロジーの方に教えて頂いたので共有します。

試される方は、あくまでも個人の責任でお願いいたします。また、ケガをしないように注意して行ってください。

電源を切って各種ケーブルを外す


後ろのドアを開ける

後部ドアを開けると、黒い金属製のカバーが見えます。また、写真右上の方に黒いフラットケーブルと、ケーブルをカバーに留める黒いクリップ(3Dプリント)が見えます。

プラットフォームを上に上げる

プラットフォームがじゃまで作業できないので、手動で上に持ち上げて、下になにかつっかえになるものを入れて落ちてこないようにします。先日印刷した火炎土器が活躍しました。

黒いクリップを外す

フラットケーブルを金属カバーに留めている黒いクリップを外します。写真でいうと、クリップをちょっと右に押して、1,2mm動いたら、右横の引っかけを上に引っ張るようなイメージです。


ネジを3カ所外す

黒い金属カバーを固定しているネジを3つ(右側2つ、左側1つ)を外します。

金属カバーをずらす

金属カバーは完全には外さず、ずらすだけにしましょう。なるべく左側に寄せて、右側がよく見えるようにします。写真右上、黒いフラットケーブルが基盤に刺さっています。このケーブルが温度センサーなので、これを挿しなおします。

黒いフラットケーブルを挿し直す

基盤からすぐのところに、黒いフラットケーブルを留めているクリップがもう一つありますが、これは外しません。基盤の赤丸のところがフラップになっていて、手前に引くように持ち上げると立ち上がります。そうするとケーブルが外れるので、一度緩めて、しっかり指しなおしましょう。指しなおしたら、フラップを下げてケーブルを固定します。

金属カバーを元に戻す(ネジ止めはまだ)

金属カバーを戻します。ちゃんと動くかどうかのテストが終わるまでネジ止めはしなくても良いです。

プラットフォームを元の位置に戻す

支え(火炎式土器)をはずしてプラットフォームを下げます。下まできっちり下がったときに、金属カバーにあたらないかどうか確認してください。

ケーブルをつないで試し印刷

ケーブル類を元に戻して試し印刷します。もしエラーが消えていなかったらもう一度やってみてください。それでもだめだったら他の原因の可能性があります。販売店のサポートへgo。

金属カバーのネジ止めとクリップ

エラーが消えたようなら、忘れずに金属カバーのネジ止めをし、黒いクリップで不達等ケーブルをカバーに固定します。

おしまい。