Fabrialが詰まった。
Fabrialはよく詰まります。素材自体が柔らかいので押し出して詰まりを除去するのが難しく、また、エクストルーダー内部で長時間加熱されると茶色くなって膨張してしまい、流し出すことができません。ここでは、Fabrial R 3mmをMF-2200Dのノズルに詰まらせてしまったときの対処方法を説明します。
この方法を試される場合は、皆様個人の責任でお願いいたします。また、ケガややけどをしないよう、十分注意してください。
用意するもの
2mmアーレンキー
精密ドライバー
手袋(耐熱がベストだがなければ綿の手袋でも可。熱したノズル部分に触れるので必ずつけること)
安全ピン
ノズルを取り外す(1) チューブを取り外す
チューブを支えている金具のネジを取ってチューブを取り外します。
ノズルを取り外す(2) ノズル押さえ金具を外す
ノズル押さえ金具の2カ所のネジを外して,ノズルを台座から取り外します。
ノズルを160度に熱する
Fabrialなので160度に。違うフィラメントの場合はフィラメントの印刷温度に合わせて。
詰まっているフィラメントを除去する
精密ドライバーを押し込むと、溶けたフィラメントがノズルから押し出されて出てきます。
ノズルが詰まっている場合は、先端から安全ピンを差し込んでノズルの詰まりを取ります。
Fabrialは加熱されると茶色くなって膨張してしまうので精密ドライバーで内部をこそげ取るようにしてフィラメントをできるだけ掻き出します。
フィラメントを流す
茶色いゴミ(通称「ハナクソ」)が大体取れたら、ノズルとチューブを元通りにつけて、160度でフィラメントを送っていきます。うまく出てこないときはこの状態でノズルを安全ピンで通してみたり、もう一度ノズルを取り外して、取り切れなかったハナクソを綺麗なフィラメントと一緒に掻き出しましょう。2回くらいこれを繰り返すと、ハナクソはほぼ綺麗になります。
写真は除去されたハナクソ。