②【Design Stencil の前に】

後のステップに向けて考慮すること

Stencilに備えて①

【粒の大きさと、ステンシルの柄の細かさを考慮】
デザインするとき、細かい柄を作りすぎるとあとできれいな柄が出ない。

【例】
サンプルでは、FAB!!の文字がつぶれている

【数の目安】
ステンシルするものの粒の大きさ<ステンシルの隙間の大きさ
となるようにする。

Stencilに備えて②

【ステンシルするココアパウダーの量を考慮】
ステンシルで穴となる面積=ココアがかかる面積

【例】
サンプルの柄はコップの面積の2割程度が柄。
ココアの粉が多すぎて粉っぽくなってしまった。

【数の目安】
ステンシルの柄の面積 = カップの面積の1~2割以下

Design Stencil Seat

CADソフトを使ってステンシルシートのデータをつくります。
【条件 *素材の特徴を考慮して、出来る限りパーツの細かい図柄を描いてください。】

データはこちらです→ PDF

CAD①円を描く

先ほど測った直径をもとに、
直径と同じ〜直径+2cmくらいの大きさの円を描きます。
レーザーカッターで「カット」と認識される線を書いてください。

★今回はカップの直径8cm+1cm=直径9cmの円を描きました
★Adobe Illustrator使用。

CAD②柄を描く

枠の中に顔を描きます。
今回は顔の絵にしました。
こちらも細線&塗りつぶしなし。

★ステンシルにした際に認識しやすいように、まる、半円など形が単純な図形を用いて描画しました
★文字は穴が抜けないように、ステンシル向けの字体「Stencil」を使用しました

CAD③(お好みで) 持ち手をつける

持ち手をつくります。
角丸ツールで描き、"合体"させます。

計測

カップの飲みくちの直径を測ります。

★今回、カップの直径は8cmでした。

Fab Stencil Seat

ステンシルシートをつくります。
レーザーカッターを使用しました。

板を用意

レーザーカットする薄いプラスチック板(1~3mm厚程度のアクリル、PETなど)を用意します。

★今回は2mm厚のアクリル板を使用しました。

板をカット

レーザーカッターを使って、板をカットします。

★2mm厚のアクリル板の場合
Epilog Helixのパラメータ
・Speed 6
・Power 20
・Frequency 500
にしました。

きれいに拭く

飲み物に使うので清潔にしましょう。
アルコールで拭いたり水で洗ったりします。

⑤【Make Cafe Latteの前に】

後のステップに向けて考慮すること

Stencilに備えて①

【泡の表面の高さを考慮】
ミルクの泡とコーヒーをカップにともに注いだときに、泡の表面の高さがコップの縁と近くなるようにする。

【理由】
粉を振りかけるときにシートと水面の距離が遠いと、粉が柄の周囲に散ってしまい、柄の輪郭が滲んでしまう。

【数の目安】
泡の表面とコップの縁の距離=0~1cm

Stencilに備えて②

【ミルクの泡を固さのあるものにする】
ステンシルの土台となる泡を、固さのあるものにする。

【理由】
泡がゆるいと粉が水分にとけてしまい、柄がにじむ

【数の目安】
ミルクの泡をスプーンでなで上げたときに、高さ1cm以上の泡ができる程度。

Make Cafe Latte

ステンシルするカフェラテを作ります

ミルクを泡立てる

ミルクフォーマーでミルクを泡立てます。

ミルクをコーヒーのカップに移す

コーヒーが入ったカップに泡立てたミルクを移します

★泡がつぶれずに上にのるように、ミルクは先に液状の部分を移し、泡が最後になるようにしました。

ミルクの量について

★ミルクの表面が、
  • カップの縁の高さを超えないようにしました(ステンシルシートにつけないため)
  • かつ、カップの縁ぎりぎりになるようにしました(粉を落とす距離を短くするため)

ミルクの完成

泡がカップの表面全体を覆うように、スプーンで整えます。

★ステンシルがはっきりとできるよう、泡を平らに整えました

ミルクを温める

ミルクを泡立てるための容器に半分程度の量のミルクを入れる。 電子レンジで沸騰しないくらいに温める。 (600Wの電子レンジで1分強でした)

道具の準備

100円ショップで購入した電動ミルクフォーマーを使います。

コーヒーを用意する

カップにコーヒーを淹れます。
量はカップに半分弱程度です。

Stencil

カップにステンシルをセット

カップの上にステンシルをのせます。

完成!

★ココアパウダーの輪郭が滲んでしまいました。

想定される原因:
①泡立てが足りなかった?(100円ショップのミルクフォーマーはパワーが不安定)
②ミルクの表面とステンシルシートの距離が遠すぎた?(もっとぎりぎりまで泡をいれたほうがよかった?)

ココアパウダーをふりかける

茶こしをシートの上にセットし、
ココアパウダーを茶こしの中振り入れます。

★真上から振りかける
★細かい箇所(今回は文字)は、

ココアパウダーと道具の用意

ステンシルに使う素材と道具を用意します。
  • ココアパウダー
  • 粉をふるうための茶こし
  • スプーン