はじめに
コンテストに応募した理由
僕の住む鎌倉に身近にある海辺には、たくさんの海洋ごみが漂着します。そのなかでも、プラスティックごみが多くあることに気がつきました。ぺットボトル、ポリ袋、漁網、釣り具などです。
そこで、SDGs 目標12【つくる責任、つかう責任】・目標14【海の豊かさを守ろう】
を暮らし方の中でどのよう実践できるのか考え、繰り返し使用ができ、 たとえ海洋に流れたとしても生分解する、環境にやさしい買い物かごを制作してみようと思いました。
去年つくったもの
環境にやさしいルアーです。
去年も糸が切れても、自然に戻るように生分解性プラスチックでルアーを作りました。
できあがった作品と作者(望月悠生)
小学校5年生です。
使用ツールと素材
① 設計 : TinkerCAD
② 3D出力 : ANYCUBIC Mega pro・ANYCUBIC Kobra
③ 3Dペン : Blusmart Intelligent
④ フィラメント : MITSUBISHI CHEMICAL FORZEAS
参加者と協力ファブ施設
参加者
・望月悠生(小学校5年生):構想、デザイン、3D出力、ドキュメント作成
協力Fab施設
・ファブラボ鎌倉
3Dプリンタと3Dペンはファブラボ鎌倉の設備を使用した。
設計・試作
最初の構想
最初は大きく隙間が大きな、くっ付ける出っ張りが無い形をしたパーツを組み合わせようとしていました。
作ってみた
実際にパーツを出力すると、隙間が大きかったので隙間から物がおちそうでした。
また、くっ付ける出っ張りが無いのでうまくかごができそうにありませんでした。
格子を細かく
最初の構想のパーツの問題点を解決するために見出しの通り格子を細かく、さらに出っ張りを付けてくっつけやすく、角を作りやすくするため1つのパーツを小さくしました。
接着する場所を少なくするためにいろいろな大きさのパーツを作る
底の部分等の大きな所は全て小さいパーツを使うのは大変なので、あらかじめ組み合わせてある大きなパーツを作りました。
角の部分は
角の部分は正三角形のパーツを使って直角に曲げずに角を作れるようにしました。
いよいよ接着
3DペンにFORZEASのフィラメントを入れてパーツ同士の接着に使いました。 これで素材のちがう余分な接着剤を使わないでかご全体をFORZEASでつくることができました。
小さな試作品をつくる
小さなサイズで試作品を作りましたが、取っ手の部分の固定があまりうまくいきませんでした。
取っ手を再設計
取っ手が外れないように、また回転して持ちやすくするために格子の穴を使ってピン式にしました。
完成
上の出っ張りを切って完成です。
試行錯誤
工夫した所・難しかった所
・試作の取っ手がはずれ易くなっていたのでピン式にしました。 ・樹脂がすぐに固まってしまってくっ付きにくくならないように早く接着するのが難しかったです。 ・角が壊れやすいので補強しました。
制作者の感想
作品の良かった所とさらにチャレンジしたいこと
取っ手を丸く、太く、回るように工夫して、実際に使用してみて使いやすくなったので工夫してよかったと思いました。
そして、角が壊れにくい編む作り方は、3Dプリンタで紐のような柔らかい部品を作ることが難しく、出来なかったので、さらにチャレンジしてみたいと思いました。
おわりに
3Dプリンタの材料で環境のために出来る事があると分かりました。
また、3Dプリンタの材料以外にも環境のために出来る事をしていきたいと思います。
皆さんも身近なことから環境のために出来る事をしてみてください。