クッキー型の形を折り紙に写しとる
折り紙にクッキー型のあとをつける
黒や青、濃い緑など
色がはっきりした折り紙
を用意しましょう。
やわらかい布
の上に、白い面を上にして折り紙を置きます。
クッキー型
を折り紙にぎゅっと押しつけます。
太めのペンでなぞる
折り紙についたクッキー型の跡を
太めのペン
でなぞりましょう。
カッターで切り抜く
ペンでなぞった形をカッターで切り抜きます。
線の内側をカットするのがポイントです。細かい作業ですが、がんばりましょう!
デザインカッター
を使うとやりやすいです。
クッキー型にあわせてサイズチェック
折り紙を切り抜いたらクッキー型にあわせてサイズをチェックしましょう。
型にぶつからず、ゆるすぎず、ちょうどすっぽり入るサイズになっていればOK。
折り紙をスキャンする
切り抜いた折り紙を紙に貼る
クッキー型の形にあわせて切り抜いた折り紙を紙に貼りましょう。
あれば方眼紙に貼るのがおすすめです。
貼ったら長さをはかっておきましょう。
スキャンする
貼り付けた台紙をスキャンしてjpgで保存します。
Adobe captureでSVGデータにする
アプリをダウンロードする
iOS、Androidのスマホやタブレットにダウンロードできます。アカウント登録は必要ですが、無料で使えます。
https://www.adobe.com/jp/products/capture.html
スキャンデータをAdobe captureに読み込む
Adobe captureを開いたら、シェイプモードにしてスキャンしたデータを読み込みます。トリミングして、余分な部分を消したら保存しましょう。
SVG形式で書き出す
書き出し形式からSVGを選んで保存します。
サイズ調整してレーザーカットする
SVG形式で書き出したデータは、実物とサイズがずれています。カットするときに、サイズを調整しましょう。
Tinkercadで持ち手のデータを作る
せっかくなので、Tinkercadを使って持ち手のデータを作ってみましょう。
Tinkercadはこちら
https://www.tinkercad.com/
持ち手の形をざっくりメモする
どのくらいの大きさにするかメモしておくとスムーズです。
SVGデータを読み込んで持ち手をつくる
Adobe captureから書き出したSVGデータを読み込む。読み込むときに実際のサイズになるよう調整する。
豚の形を、使用するアクリルの厚さ(この動画は2mm)と高さを合わせる。
基本シェイプを組み合わせて持ち手の形をつくる。
参考:ぴったりサイズのデータができたなら。
クッキー型にあわせたぴったりサイズのパスデータ(SVG形式)のデータができたら、これをもとに、レーザーカッター以外にもいろいろなことができます。
カッティングマシーン
パスデータにそって、ステッカーシートやアイロンシートをカットできます。
3Dプリンター
SVG形式のパスデータをTinkercadにインポートして加工すれば、3Dプリント用のデータを作ることもできます。写真はクッキーに模様をつけるスタンプを3Dプリンターで作った物です。
レーザーカッターで治具をつくる
さらに応用①
何かを加工するときに、位置や形を決めたり固定したり、加工しやすくするための物を「治具」といいます。素人が木工機材を使って正確に加工するのは難しいですが、レーザーカッターで治具を作成して加工すれば、きれいにできます。たとえば手持ちの調味料にぴったりサイズのくぼみのついた調味料トレーを作るとか。
デジタルだから……
さらに応用②
デジタルファブリケーションのいいところは、データを作成する場所と、加工する場所を切り離せるところ!たとえばEmarfというサービスは、作成したデータを送ると、shopbotというCNCルーターで木材を加工して送ってくれます。レーザーカッターだと薄くて小さいものしか作れませんが、大きな木材もデータをもとに加工してもらえる!
https://emarf.co/showcase/015