使用材料、道具
材料
・側面 :ヒノキ間伐材板 厚さ約7mm縦51×横75mm ×4枚
・底面 :スギ間伐材板 厚さ約9mm 縦70×横70mm ×1枚
・蓋 :スギ間伐材板 厚さ約9mm 縦75×横75mm ×1枚 、縦横50mm×1枚
・足場:ヒノキ間伐材板 厚さ約7mm 縦31×横70mm ×3枚
・銅板: 厚さ3mm 20×10cm
・耐火レンガ 角鉢 6.4×6.4×2cm
・タイトボンド
・小麦粉
・えごま油
道具
・彫刻刀
・紙やすり(#60、#120、#320)
・綿手ぬぐい
・ノコギリ
・クランプ×2
・押さえ用板2枚
・ハサミ
・定規
・カッター
構想、設計
Web上で「火鉢」「作り方」で検索して出てきた情報をもとに大まかなイメージを作成。
また、耐火素材のものを探していたところ、耐火レンガの小さな角鉢がみつかったので、それをそのまま手元にある端材で包みこむ設計にしてみました。
角鉢の高さが材の縦の長さよりも短いので、足をつけて浮かせることに。
引き出しも作りたかったですが、難しいのであきらめました。
製材
ノコギリと彫刻刀を使って製材。
自宅にあったノコギリが全く切れず、ほぼ彫刻刀で削りました。
一部割れてしまった部分はボンドで接着して修正しました。
銅板部分の作成(設計、カット)
ネットの情報を参考に側面部2パターンを2つ、底板1つを角鉢のサイズに合わせて設計。
赤線がカット、谷折り線が直線、山折り線を破線で描いた。
銅板に、折り目と切るラインにカッターで線をつけておき、ハサミで切るところをカット。
金切り鋏がなかったので、普通のハサミで切ったところあまり上手くは切れませんでしたが、切ることはできました。
銅板部分の作成2(折る)
銅板をそのまま手で折ると曲がってしまうので、板を使って曲げました。
それでも折る部分が小さいのと、カットする際に曲げてしまっているので、綺麗には曲げられませんでした。
銅板部分の作成3(部品を角鉢に入れる)
曲げ終えた部品、側面2パターンと底面を角鉢に入れる。
銅板、角鉢部分完成
将来交換できるよう、銅板と鉢の部分は接着しない方がいいとのことで、ただ入れただけにしました。
ただ、この後工程で、設計ミスのため、側面と鉢の部分は接着されてしまい、交換できなくなってしましました。。
組立(失敗)
作った部品を接着前に試しに組んでみたところ、案の定設計ミスで鉢が中に収まりませんでした・・・
仕方がないので、側面を削って無理やり中に入れることに。
失敗の修正
赤線部分を彫刻刀で削る。
かなり削らないと鉢が入らず、苦労した。
下側の部分は設計ミスではなく、底板を入れる為に削ったもの。
凹部になる側面の下側を全て削ると、組立時に隙間ができてしまうので注意!
組立、接着
最初に側面部の凹部と凸部を組み立て、接合部にタイトボンドを塗り、接着。必ず両方の接着面にボンドはつける。
4面接着できたら、クランプで圧着する。
このとき溢れたボンドは拭き取っておく。
組立
凸部は凹部より少し大きめにカットしておき、組立時にペンチ等で凸部サイドを圧縮する事で、凹部に入るようにする。
水をつけたりすれば、収縮したものが戻り、抜けづらくなる。
組立(足場)
鉢を底板から少し浮かせる為に、足場を入れる。
これも設計ミスで再度彫刻刀で調整した・・・
組立(底板)
底板も少し大きめにカットしておき、彫刻刀やサンドペーパーで少しずつ削り、ぴったりはまるよう調整する。
少し押し込めば入るくらいになったら、ボンドをつけて押し込み、クランプで固定し、圧着する。
すきまを埋める
パテを作り、すきまを埋める。
小麦粉とタイトボンドを混ぜて、ヘラで入れ込むように塗りこむ。
その後サンディングして切り粉もパテに混ぜ込みながら、きれいにしていく。
仕上げ
接着、パテ埋めが終わったら、紙やすりで番手の低い方からひたすら磨く。
側面結合部のはみ出てしまった部分は、やすりでは削りきれなかったので、彫刻刀でけずりました。
320番のヤスリで磨いた後、よく粉を落としてから、えごま油で軽く塗装をしてみました。
えごま油を少量、綿の手ぬぐいにつけて磨き、最後に、手ぬぐいの何もない部分で余分な油をふきとり、完成。
より綺麗にするにはさらに高い番手のヤスリで磨き、何回か塗るのを繰り返せばいいとのこと。あまり塗って燃え広がっても嫌なので、薄塗りでやめました。
蓋の作成
蓋はズレ留めで内部に鉢の内径と同サイズの板を接着し、銅板の切り残しを有効活用して蓋部に接着した。
完成