はじめに
ホルダーノートを作る要領で、ルーズリーフやシステム手帳のリフィルを作ります。
同じサイズであれば、ホルダーノートの表紙を、そのままルーズリーフのリフィルとして利用できます。
しかし、より大きなサイズのルーズリーフファイルに取付けようとした際、上端もしくは下端がリングに当たります。
そこで、上下端を少しカットした大きさを、ルーズリーフリフィル用のサイズとしました。
手帳用に関しては、とりあえず6穴バイブルサイズに合わせて製作しました。
紙を調達する
表紙に使う紙を調達します。
ホールド力や耐久性を考えて、できるだけ厚い紙がいいと思います。
ちなみに写真のノートは連量620kg(厚さ約1mm)の上等な紙を使用しています。
一応
黄ボール紙
でもいけました。こちらは大きめの画材屋さん等で安くで手に入ると思います。
紙の目に注意
ペンなどをたくさん挿した場合、上の写真のように紙がうねります。 紙の目と垂直には曲がりにくいので、ペンなどを挿す方向と紙の目が一致するように作ると比較的うねりが小さくて済みます。
紙目は縦横両方で軽くしならせてみると大体わかると思います。
データを作成する
リフィルデータを作成する(ルーズリーフ)
該当するサイズの枠データとリング穴データを組み合わせてベースのデータを作成してください。
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refill_core_1.ai
PDF→
refill_core_1.pdf
SVG→
refill_core_1.svg
DXF→
refill_core_1.dxf
ノートの左端と穴の左端の間隔は大体3~4mmです。ご利用のルーズリーフに合わせて配置してください。
上下の位置はノートの中央でOKです。
角を落とすなどお好みでデザインしてください。
リフィルデータを作成する(手帳)
手帳用(6穴バイブルサイズ)はこちらで。
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refill_diary_core_1.svg
DXF→
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ホルダーデータを作成する
ホルダーデータをお好きな場所に配置してください。
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note_custom date_holder_1.ai
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デフォルトデータの仕様
デフォルトのホルダーデータはおよそ以下のような仕様です。
・ペンホルダー:45×26mm(直径9~12mm程度の円柱状のモノを想定)
・スケールホルダー:51×30mm(幅15~22mm程度の板状のモノを想定)
・メモホルダー:54×56mm(無印良品のチェックリストが入るサイズ)
ホルダーデータのサイズを変更する
ホルダーデータのサイズを変更する場合は、等倍に拡大縮小せず、
切り込みのサイズ(=残る部分のサイズ)はそのままで、
全体の幅や高さを変えてください。
・ペンホルダー→切り込みのセット数を増やす/減らす
・ものさしホルダー→幅を広げ、両サイドの切り込みをサイズをそのままで移動する。
縦に伸ばす場合、いい塩梅で調整してください。
レーザーカッターで加工する
できあがったデータを元にレーザーカッターで加工します。
レーザー加工の方法についてはここでは省略いたしますが、
30Wのエピログレーザーの場合、スピード60%パワー45%で
焦げも目立たずいい感じに切れました。
なお、レーザー加工を行うには以下のような方法があります。
・
ファブラボ
のようなメイカースペースの会員になり、使い方を学んで加工する。
・
ファブカフェ
のような時間貸し施設に材料を持って行って、データを元に加工してもらう、もしくは使い方を学んで加工する。
・レーザー加工サービスを利用する。(ネットで調べると見つかると思います)
セットアップ
あとはお手持ちのルーズリーフや手帳に挟み込めば完成です。
カバーがあることで衝撃から守られそうですし、ノートよりこちらの使い方の方が正しいかもしれません。
愛してほしい欠点
今にもちぎれそうな見た目ですが、期待を裏切らず大変繊細なプロダクトになっております。
以下の点については、なにとぞ愛を持って接していただければと思います。
・ペンを外すと、ホルダー部が少し浮いた状態になります。
・一度太いペンを通すと、細いペンを挿した際に緩くなります。
・ペンを挿すと紙が少しうねる場合があります。
・抜き挿しを繰り返すと、紙が伸び落ちやすくなります。
・強い力が加わるとちぎれる事があります。
もし改善案がありましたら、是非ご提案いただければと思います!