作りたいもの
一枚の紙を広げることでできる不思議な器
「空気の器」
これと同じことを木でできたら面白いんじゃないかと思い、実際に試してみました。
使用した材料
輪切りの丸太(2〜3mm厚、直径20cm程度)
水分を含ませた状態で使用
※写真はイメージてす。
使用した機材
レーザーカッター「trotec speedy100」
出力の設定値
パワー/95
スピード/0.9
使用したデータ
Adobe Illustrator
を使用して作成
割れを考慮をして、切れ込みの感覚はちょっと大きめに取ってあります。
加工してみて気付いたこと
その1 〜位置合わせがむずかしい〜
実際にレーザーで加工した際に、年輪の円とデータの円の位置にズレが生じてしまい
木材から切れ込みがはみだしてしまいました。
加工時の原点合わせや、あるいはデータの方に修正を加えるなど
なにかしらもうちょっと工夫が必要かも。
その2 〜大きく広がらない〜
円の外側と内側で広がり方に差が出てしまいました。
これはおそらく切れ込みの長さの違いによるもので、
長い方が広く、短い方が狭くなっていました。
もっと大きく広げるためには、切れ込みのパターンに修正が必要だなと感じました。
その3 〜乾燥させる方法〜
現状は水分を含んだ状態で木材は曲がっていますが、
この状態でキープさせたいのでこのカタチを維持したまま乾燥させたい。
とりあえず、くぼみのあるものに板を固定して上におもりをのせて置いておくという
ちょっと乱暴な感じになってます。
おもりを重くすれば、もうちょっと大きく広げられそうな感じはあるけれど
とにかく割れが怖い。
もうちょっと上手い方法を考えてみたいと思います。
乾燥を終えて
案の定というべきか、やはり割れてしまいました。
最初に気付いたのは、おもりに使っていたペットボトルが
バランスを崩して倒れてしまった時です。
少しの衝撃や力が加わることで、簡単に割れてしまいました。
割れ方の特徴としては、
・切れ込みの端の部分から、外側方向に垂直に割れている。
というのがほとんどでした。
このポイントが一番負荷のかかりやすい部分といえるでしょうか。
このあたりに工夫ができれば、あるいは...
反省点をふまえて
To be continued...