ダンボールのスツールの制作(仮タイトル)

Created Date: 2020-07-08/ updated date: 2020-07-25
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    Summary
    空間デザインという教科で制作する、段ボールのスツールの制作過程をまとめていきます。

    Materials

      Tools

        Blueprints

          Making

          • 僕の通っている学校には、「空間デザイン」という教科があります。
            この教科で「段ボールでスツールを作る」という課題が出されました。
            コロナウイルスの影響で遠隔授業になっていますが、そのぶん満足いくまで作りこんでいきたいと思っています。
            • ・対象:幼稚園児~小学3年生(5~9歳程度)
              ・組み立て方:1)切り込みを入れて組み立てる。組み立て時に接着剤は使わない。
                     2)使わないときは解体して、持ち運べる。
                     3)コンパクトに収納でき、コンパクトにした時に固定できる。(ベルトで締める、箱に入れるなど)
              ・段ボール枚数:不問
              ・段ボール以外の材料:紙管の使用可
              ・着色もオッケー
              ・8月4日までに完成すること
            • 1)座りやすさ
              2)強度
              3)段ボールの特性を生かしている
              4)コンセプトにあったデザインになっている
              5)完成度、美しさ
            • 1)ちいさい人のための「座る段ボール」について、様々な状況・形を検討する。
              2)立体作品として成立し、構造的にも丈夫、かつ造形的に美しいものをとことん追求する。
              3)段ボールの特性について研究し、細かく調査する。
                木材や金属との違いを考慮し、段ボールの特性や形状をうまく活かし、美しく作品を作るにはどうしたらよいか考える。
              4)作品を考えるにあたって、コンセプトやテーマなを必ず一緒に(同時に)考える。
              5)制作期間は意外に短い。期間内に制作できる大きさで計画する。
          • 授業で配布されたプリントを利用して、コンセプトを考えていきます。
            • とりあえずなんとなく空白を埋めた。そんな感じです。
            • 冷静に考えると、
              ・流しそうめんをするときに段ボールのスツールに座るかなぁ...?保護者からすると、普通のイスに座って、落ち着いて食べてほしいはずです。
              ・流しそうめんのためにイスを買うかなぁ...
              などと疑問ばかり浮かんできます。
              そもそも、「創意工夫できるイス」と「実際に使えるイス」というものを両立させるのはかなり難しいと思います。
              そこで僕は、ワークシートの(1)よりも(3)(創意工夫できる)を重視して制作することにしました。
              (1)の使う場所や何をするときに使うかは「テレビを見るとき」としました。

            • 「ワークショップなどで、親子で一緒にイスを組み立てる」という状況も見えてきました。
              「段ボールを組み立ててできるブロックみたいに創意工夫できるスツール」ではなく「親子の仲も深められるし、ブロックみたいにして創意工夫できるスツール」のほうが素敵!

              ワークショップで組み立てた後、周りの子たちと一緒に大きなモノを作ったり、遊んだり、座ったりして仲良くなってくれたらな。なんてことを完成してもないのに考えてしまいます。

              僕が作る(予定の)スツールのポイントは
              ブロックみたいに遊べる。
              平らな段ボールを組み立てていくことでイスになる。
              梱包しておく箱すらも使って創意工夫していける。
              の3つです。
          • どんどんプロトタイピングを繰り返して完成形に近づけていきます。
            バージョン番号は
            Ver.〇.□の
            〇の部分が変わっていたら、すべて作り替えた
            □の部分が変わっていたら、細かいところを改良した(元のやつに手を加えた)
            ということです。
            • 実際に段ボールを切って作る前に、Fusion 360 という3D CAD上で作ってみました。
              紙管を構造材として使う設計は、我ながらナイスアイデアだと思ってました。
            • スーパーや薬局からもらってきた段ボールの大きさに合わせて作りました。
              結果としては、中途半端な大きさでした。

              改良すべきところは
              ・身長130cm前後の子に合うイスの高さ(30cm)には短すぎ、2つ重ねると高すぎ。
              ・はめ込む部分の大きさが小さすぎて、組み立てにく、組み立てても強度が足りない。
              の2つです。
            • ・高さを30cmに。
              ・強度を確保するために、三角形の中心に紙管を入れる。
              以上2つが改良したところです。

              改良すべきところは
              ・補強のために紙管に通した三角形の部品と紙管の間に隙間があり、三角形の位置が動いてしまう。それにより、組み立てにくい。
              ・展開図で見たときに、横に長い長方形の穴が、組み立てるときに強度不足で破れてしまった。
              の2つです。
            • 組み合わせられるかテストするために6つ作りました。

              ・補強のために紙管に通した三角形の部品が動かないように、でっぱりを付け、周りの面に差し込んで固定するようにした。
              ・展開図を見たときに横に長い長方形の穴が破れないように穴の周りの段ボールの余白を大きくした。
              以上2つが改良したところです。

              改良すべきところは
              ・高さが少し足りない。(横の穴に2つ合体させたときに高さが微妙に合わない。)
              の1つです。
            • 6つ作ったことで、新たな問題に気づきました。
              組み合わせるために使う紙管が、押し込みすぎるとイスの中に入ってしまい、分解しないと取り出せないということです。
              そこで、紙管に十字のパーツを入れることで、解決しました。

              完成に近づいてきたな!と喜んでいました。
            • 2回目の授業で先生から「言い忘れていましたが...紙管を使い体重を支えるのはダメです」と言われました。
              僕は自分の耳を疑いました。あと1週間早く言っといてほしかったです。
              あと少しで完成と思っていたので、かなりショックでした。

              1から別のアイデアで作り直すか、紙管を使わずに体重を支えられる構造を考えるか。
              別のアイデアで作り直す気力は残っていませんし、こうなったら意地でもこのアイデアで突き通してやろう。と逆にやる気が出てきました。
            • あっさり解決しました。
              紙管の代わりに、段ボールを折って作った六角形のパーツを使うことにしました。
              思ったより強度があって、段ボールすごい!と思いました。

              また、思いがけず以下のようなメリットも出てきました。
              ・収納したときに、よりコンパクトになる。(紙管は小さくならないけど、これは小さくなる!)
              ・三角形のパーツがしっかり固定できるから、はめ込むようにしなくても大丈夫。
            • 組み立てるときに使う紙管を差し込む穴を改良しようとしました。
              これまで紙管のサイズと穴のサイズをピッタリで作っていましたが、穴のサイズを紙管よりも少し小さくしその分切り込みを8カ所に入れることでしっかりと固定するようにしてみました。

              失敗でした。
              ダンボールが硬すぎて上手に折れてくれませんでした。
              ダンボールの目の方向との関係も難しいのでこのアイデアは没です。

              嬉しいこともありました。
              段ボールを大量にくれる人が現れました。大量に段ボールを手に入れることができました。(しかも綺麗なやつ!)
              ありがとうございます。
              以前のものと比べて、頑丈に作れるようになって、ピシッ!という雰囲気も感じるようになりました!
            • 細かいところを1点改良しました。
              三角形のパーツです。
              これまでは計算上ピッタリのサイズで作っていましたが段ボールの厚さや折り目の具合によって、少し大きすぎな状態になっていました。
              そこで2.5mm内側に小さくしました。

              また、紙管から六角形に折った段ボールに変えたおかげで、3カ所のの凸になっている部分は不要になりました。
              ダンボールを切り出すのが楽になるし、一石二鳥です。
            • (Ver.4.2)で三角形のパーツの凸部分をなくすという改良を加えたので、周りのパーツも作り替えなければならなかったのですが、面倒くさくて作り替えていませんでした。

              また、(Ver.3)で改良すべき点として挙げた、高さを少し低くするというのを、すっかり忘れていました。

              そこで今回改良したのは、以下の2点です。
              ・三角柱の側面にある、全部で6カ所の長方形の穴をなくす
              ・高さを少し低くする

              2番目の高さの問題は、勘で8mm低くしたらピッタリと合うようになりました。ラッキーでした。
              (2枚目の状態→3枚目の状態)
            • Fabbleに書き込むのが面倒になるくらい、ダンボールを差し込むための穴の寸法や、差し込む側の寸法は何回も改良していっています。段ボールの厚さ(5mm)のこともあり、とても難しいですが
              何度も試していくと、
              ・段ボールの目の向きが違うと、差し込む穴のベストな寸法も変わってくる
              ・折り目の付け方によっても、穴のベストな寸法が変わってくる
              など、いろいろなことが分かってきて結構面白いです。
            • 上下の穴に紙管を入れすぎると、スツール内部から取り出せなくなってしまうという問題を解決するために、でっぱりを付けました。
          • 全体的に良さそうですし、時間的な制限もあるので、そろそろ完成品(提出用)を作っていきます。
            • 予備も含めて56枚切り出しました。
              プロトタイプ通り、1つのブロックに9枚ずつ使うとすると、6つのブロックを作るには 9×6=54枚必要になりますが、いざ切り出してみるとかなり量があるので、もう少し減らすことを検討中です。
          • 制作の条件として
            ・使わないときは解体して、持ち運べる。
            ・コンパクトに収納でき、コンパクトにした時に固定できる。
            という条件があったので、収納するための箱を作ります。

            • 三角形のパーツをそのまま収納するとバラバラになってしまうので、三角形のパーツを固定するための箱を作りました。
              ・高さの低い三角柱がおにぎりみたいに見えたので、蓋の固定方法を工夫して、おにぎりらしさ(?)を演出しておきました。
              ・取り出しやすいように、切り込みを入れておきました。
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