ついに作る編
初回の間伐体験まで参加者だった私ですが、「つくる」ターンではすっかり、スタッフに。
気がついたら全く作品が作れないまま今年を迎えました。
今年はついに作る…!
自宅に水分たっぷりなヒノキの輪切りが届く
オンラインセッションの前に、自宅にヒノキの輪切りが届きました。
段ボールを開けた瞬間から感じるヒノキの香り…
新聞紙を触ったときの、しっとりした感触…
「これは、切りたてに違いない…!」
ヒノキの香りに包まれながらセッションの日を楽しみにするのでした。
オンラインセッションを受ける
今年もFUJIMOCKFESはオンライン開催。
私は毎年この場で森のこと、自然のこと、生活のこと、改めて自分に問いかける貴重な場になっています。
今年は例年の森のガイド、木こり、フォレスターの3名に加えて、ファブラボ阿蘇南小国代表にして木材工場を営む穴井さんからお話がありました。
川上から川下まで一本通ったお話がそれぞれの立場から聞くことができ、今年も新たな気づきを得ることができました。
EMARFでスツールを設計する
今年のセッションの目玉は穴井さんが用意する材で、EMARFを用いて設計し、スツールを作ること。
スツールの設計はVUILD社の濱田さんのレクチャーを受けながらオンラインセッション中に作成。
猫が寝てくれるといいなあ…と希望を込めて、
座面をなるべく広げつつ、低めのスツールを2つ作成することにしました。
ファブラボ阿蘇南小国で加工された材が届く
ついに材料が手元に届きました。
いい匂い!
しかし、じっくり材料を確認すると
想像していたよりもずっと粗い……。
組む穴も大きいバリが残っていたのでこのままじゃ組めない状態。
予定していた日程で仕上がるだろうか……とちょっぴり不安になりました。
とりあえず小刀で落とせるバリは落とす
大きいバリはやするのも時間がかかるだろう…と、
たまたま自宅にあった木工用の小刀で落とせるところは落としていきました。
バリッと大きく取れてしまうこともあり、
途中で「順目」と「逆目」を意識して落とせばよかったかも…と後悔するのでした。
とにかくやする!(ポータブル電源は便利)
小刀で大きいバリを取り終えたらいよいよヤスリがけ。
いろんな道具を駆使して作業を進めていきます。
・紙やすり 80>120>240
・棒やすり
・リューター
木粉が飛ぶので外での作業だったのですが、ポータブル電源がいい仕事をしてくれました。
これでどこでも作業ができますね!
無添加 蜜蝋ワックス-亜麻仁油 で仕上げ
塗装前に組んだ状態で数日リビングに置いてみたけれど、猫様は2匹とも無反応……。
まずい…完全に見込み違いだったらしい…。
そこで急遽方向転換、犬用の食事台にしようと、犬が舐めても大丈夫な素材で仕上げをすることに。
ウエスにとって拭き拭き→時間を置いて拭き拭き
(綿ウエス作業しやすいです最高)
ヤスリがけは若干甘いけれど…一旦発表までに完成させよう!ということで、ワックスがけ。
犬満足らしい
そんなこんなで出来上がったスツール(食事台)
大型犬でも無理のない体勢で食べられます。
蜜蝋仕上げなので、水も弾いて使い勝手も抜群!
いったん完成!
無事に犬も食べやすそうにご飯を食べてくれたし、塗料も使い勝手が良さそうだし…と一旦完成。
組み立ててびっくりしたのが、小さいスツールだから座るの怖いなあ…なんて思っていたのですが、
いざ座ってみると安定感抜群!高さもちょうど良い!あれ、普通に良いのでは…!?と思う仕上がり。
まだまだヤスリが甘いところがあるので、一度ヤスリに戻って、じっくり仕上げようと思います。