設計
制作する弁当箱の大きさを内箱と蓋に分けて決めた。
使用する板材の厚さは6mmなので、それを前提で設計した。
製材
3月4日に今西工房で杉板材を6mm厚に製材していただいた。
ただし、体調不良でDAY1に参加できなかったので檜板が入手できず、杉板での制作となった。 これで後で色々と問題を起こすことになった。
箱のパーツ制作
箱のパーツ切り出し
2月のワークショップではノコギリで各パーツを切り出したが、今回は色々な手法で箱を作るので寸法を統一するためにレーザーでパーツを切り出した。
側面パーツ加工
・箱の側面を構成するために端面をカンナで45度に切削した。
・切削には棟梁の制作した冶具を利用した。
上板、下板を取付けるための加工
上板、下板を取付けるための側面パーツに対してトリミング加工を行った。
側面パーツに幅6mm、深さ2mmの溝を掘る。
杉板は柔らかいため端面が崩れてしまい綺麗に切削できない。
電動トリマー
トリミングには電動のトリマーを使用した。
溝の形状
レーザー加工でトリミング
電動トリマーだけでなくレーザーの彫刻でトリミングをしてみた。
しかし年輪の部分は彫刻が出来ずに結局後でヤスリ掛けが必要となった。
本体制作
本体側板組み立て
側板4枚を接着
本体底板組立て
底板を接着
蓋側板組み立て
蓋の側板を接着
蓋板組立て
蓋上面版を接着
仕上げ
穴埋め
欠損部分、虫穴をパテで埋める
パテの作り方
棟梁に教えていただいた食品にも使えるパテの作り方。
TitebondⅢと小麦粉を混ぜてペースト状にして穴埋めをする。
乾くと乳白色でそれほど目立たない。
やすりがけ
全体をやすりがけ
バリエーション
2月に棟梁に教わった箱作りの手法をいくつか試してみた。
組み手
お馴染みのMakerCaseのソフトを使って設計したもの。 2月には組み合わせる溝はノミで切り込んだ。
上面版トリミング
上面をきれいに見せるために、側面板をトリミングするのではなく上面板をトリミングして継ぎ目が上から見えないようにした。