フィンランドに住んだことがある。家のすぐ側にある森には毎日使っているリビングチェアやテーブルを持ち出したりしていたし、森は毎日の生活にとても身近なものだった。ふとしたときに、ふらっと森へ。その時に必要なのは腰掛と小さなテーブル、コーヒー道具だけではあるけれど、森に浸り過ごせる時間はとても豊かだった。森の中を歩き、自分のお気に入りを見つけて木に寄りかかる。森に生きる木々は生き物だ。加工され生まれかわった木材もまた、期間が終われば解体され息を失うのではなく、皆が愛着を持ち、大切に使われ続けることのできる形でありたい。
[プレゼンシート:森に寄りかかるマイツール]