『全力で守る君!』を作った背景と目的

■背景
日本で唯一の電動車いすテニスプレーヤー、一宮さん。
職業柄飛行機を利用する機会が多く、こんな悩みを抱えていました。

「電動車いすを飛行機に預けると、コントローラー部分が壊れた状態で返ってくることがある…。
でも自分の車いすにぴったりなコントローラーカバーがない…。」

そこで今、一宮さんが使っているのが、お手製のカバー(写真参照)

でもこのカバー作るのが大変だし、使いづらい…。
それに海外に行った時など言葉の通じない相手に使い方を説明するのが大変…。

■目的
そこで今回、
 ①自分の車いすのサイズにぴったりで
 ②使い勝手がよく
 ③誰でもパット見で使い方がわかる
そんなコントローラーカバーを作ることにしました!

『全力で守る君!』はここがいい!

①自分の車いすの形状に合ったコントローラーカバー
 ⇒外れにくく、防御力が高い
②装着が簡単で、使い方もわかりやすい
 ⇒誰でもお手軽に使える
③ほかにも長所はいっぱいあるんだ!
 ⇒軽い、持ち運びが便利、デザインがかわいい etc…
~3Dプリンターを用いるので・・・~
 汎用性が高い、使い勝手を調整できる、他の車いすでも使える etc…

『全力で守る君!』の作り方


3Dプリンターを用いたコントローラーカバー作成の手順

①持ってない人は、赤いミニコーンを100均等で買ってくる。笑
 (え、みなさんもちろんお持ちですよね…?笑)
②電動車いすのコントローラー部分のサイズを測る
③コントローラーカバーの設計図を描いて、データに落とす
④で作ったデータを用いて、3Dプリンターで出力する
⑤完成~~~!!

※赤いミニコーンの部分も3Dプリンターで作る事が可能です。

『全力で守る君!』のイメージ図/設計図/完成図


『全力で守る君!』の可能性/今後の展望

①今回のデータをもとに、他の車いすのコントローラーカバーも作れるんじゃないか?
②コントローラー以外のパーツのカバーも作れるんじゃないか?

可能性は無限大∞…

おまけ ~『全力で守る君!』はこうして作られた~

大学の研究者から役所職員、エンジニアや技術者、小学2年生まで、メンバーのバックグラウンドは様々。
メンバーみんなのひらめきを持ち寄って、
試行錯誤しながら作りました!

まさに知恵とアイディアの結晶!