仙台城趾に行く
宮城県仙台市青葉区川内1にある。伊達政宗が建てた城。今はもうない。あるのは、丘、社、お土産屋さん、そしてこの像
登城する
仙台市博物館から徒歩13分で行ける。だから走った。
石垣を見る
感慨深い
到着する
入場の前にお辞儀をする人もいる。
真田幸村を探す
真田幸村とは
真田 信繁(さなだ のぶしげ)は、安土桃山から江戸時代初期にかけての武将。真田昌幸の次男。「真田幸村(さなだ ゆきむら)」の名で広く知られている。
江戸時代初期の大坂の陣で豊臣方の武将として活躍し、特に大阪夏の陣では、3500の兵を持って徳川家康の本陣まで攻め込んだ。
後世に江戸幕府・諸大名家の各史料にその勇将振りが記録され、それらを基に軍記物や講談や小説などが創作されて、真田十勇士を従えて宿敵・徳川家康に果敢に挑む英雄的武将として語られるようになり、庶民にも広く知られる存在となった。(wikipediaより)
赤い武将で一番有名な御仁です。
決意の刻
探すぞ〜
出会い
出会い
あ…あれは……
胸の高鳴り
ソワソワ………ソワソワ………
目視
ピキーン
登場!!真田幸村
で、でたー!真田源次郎信繁だぁーーーー!
真田幸村の槍を測定する
測らせてとお願いする
お願い!
全身で槍を測る
日本一の兵と言われるだけあって、一撃一撃が重い。しかし、僕は負けない…!槍の長さを測るんだ!
21.8
21.8!!!!
二撃目
続いて繰り出されたのは突き!すかさず身をかわし、槍の幅を測る。
30.2
30.2!!!!
気づき
戦いがひと段落し、ほっと一息ついたその時、僕は気づいてしまった。この槍は十文字槍ではない!と。
説明しよう
真田幸村の逸話の一つにこういうものがある。
「幸村十文字の槍を以って大御所を目掛け戦はんと心懸けたり。大御所とても叶はずと思し召し植松の方へ引き給う」
(『本多家記録』より)
十文字槍とは槍の穂の両端に鎌が付いており、穂全体が十文字に見えることから名付けられた、真田幸村の愛槍である!赤い!
結局
結局、後日事務所の方にお伺いしたところ、十文字槍はないみたいなので、大体自分の想像で作ることになった。いちおう穂の長さは「こんくらい」という情報と棒のサイズの寸法は頂いた。
3Dモデルを作る
今回はautodeskのfusion 360(http://www.autodesk.co.jp/products/fusion-360/overview)を使ってモデリングをしていきます。
「十文字槍」と画像検索してみて参考にしました。サイズは勘です。
槍の外形をスケッチする
最初に、半分だけスケッチする
槍の厚みをスケッチする
ロフト
外形と厚みのスケッチを使ってロフトする
右側も同様にロフトする
ロフトー
ミラーで反対側も出す
ミラー
付け根の部分
ミラーで複製し、できたオブジェクトともとのオブジェクトを結合する。
もっとうまくやる方法がきっとあるので、というか僕がうまく機能使えなかったので誰か教えて欲しいです。
とんがってる部分に丸みを付ける
棒の部分にジョイントするパーツを付ける
ジョイントすっぞー
全てを分つ
3Dプリンタの出力できる限界が高さ150mmなので、それ以下になるようにいくつかのパーツに分解していく。
分解した部分を後でつなぐために、両側に穴を開けた。
制作
実際に作る過程を紹介します
3Dプリントする
今回はMakerBotのReplicator 2を使いました。かっこいい!
パーツを接着する
丸棒を20mmで切り、3Dモデルの穴に刺す。
接着剤で丸棒と分割面同士を接着する。接着後、マスキングテープで固定して、放置。
パテを塗る
モデリングペーストを使って、乾燥したあとに、ヤスリがけをして平らにする。この作業を何回か忘れるくらいやります。
使い終わった、フィラメントのロールが役に立ちました。
塗装する
ラッカースプレーで塗装していきます。銀色のスプレーの後に、透明のスプレーで仕上げをします。
鉄芯に穴を開ける
当初は3Dプリントしたものに丸棒を指して、穂と柄のジョイントを作ろうとしたのですが、僕のなかなかの手刀で折れたので急遽、鉄芯を入れることにしました。
電ドリで穴を開けます。穴を開けつつ油を注入します。そうしないとドリルが折れます。僕は油をさしましたが、刃を2本折りました。ついでに心も折れました。
鉄芯を通す
ジョイント部分に鉄芯を通していきます。セメダインましましです。
セメダインでつけたあとに、とどめにフィラメントをぶっさして直接ハンダごてで溶かし温め溶かす技「ガッツリフィラメント」を使った。
完成
棒と接着して完成です。
しれっとツールボードに飾りました。存在感がすごいです。
献上
槍も無事に完成し、僕は再び仙台城址に足を運んだ………
いざ、乗車!
今回は昨夜の作業のせいで眠かったので、普通に車で駐車場に向かった。
これが現代のモノノフである。
ここで、皆さんお判りいただけただろうか?
実は僕は槍を2本作ったのである。
到着する
…
……
………
…………
ごめーん!待った?
すげぇ暇
誰も待っていなかった。
気合入れすぎた我々は1時間半も早く来てしまったのだ。
すげぇ暇
伊達政宗の顔出しパネルwith十文字槍www
なんとも複雑な絵である。
そういえばここらへんでご夫人に声をかけられた。
槍を持たせてあげた。
献上前に初めて槍を持った人なので一番槍のご夫人と心の中で勝手に呼んでいた。
すげぇ暇
槍を使った運動を考案してみる。
目立ちはしたが、対して効果は無かった。
いざ、献上!
ようやく献上しに行く時間になったので、フォルムチェンジ!!!
前回と同じTシャツ!!!
アイドル好きの友人が毎回同じ服で握手会に行っていたのを思い出し、
前回と同じTシャツを予め中に仕込んで置いたのだ!
受け取れぇ〜!
一方その頃片倉親子は………
僕は西軍派なので自分で槍を渡すためにはいかなかったため、片倉景綱から片倉重長へ渡してもらった。
ちなみに説明しておくと、この槍を受け取ってる方、片倉小十郎重長は大坂夏の陣で幸村から娘を貰い受ける御仁です。後藤基次を倒した人です。イケメンであることで有名です。
いざ、決戦の時
片倉景綱がスマホとやらで一所懸命写真撮ってるのが気になった。
乱世最高ーーー!!
戦国時代最後の戦いを繰り広げた二人の間でパシャッ。
この二人になら切り捨てられてもしょうがないなってくらいのモノノフ度でした。
こうして僕の槍を作るプロジェクトは終了した。
その後
我々は広場を後にし、お土産コーナーに立ち寄った。
伊達政宗グッズに囲まれた店内、西軍派の僕は途方に暮れた。
出会いは突然だった。
独眼竜という文字の刻まれた青いパンツの裏で、そいつは少し控えめに、だが確実に、自分の存在を主張していた。
真田幸村のパンツ!!
フゥーーーーー!!!
ご褒美
インターン先の女性スタッフの方(すごくいい人)にご褒美で買ってもらった。
人生で初めてパンツを掲げた写真を撮った。
パンツを買ってもらいたい君たちへ
下記のサイトからデータをダウンロードして
FabLab SENDAI FLATに行こう!
http://www.thingiverse.com/thing:1015604
できあがった暁にはきっと君もパンツゲッターの称号が貰えるぞ!(適当)