この機械には9つのツールホルダーが内蔵されている。
常にいずれかの番号が選択された状態になっており、「主軸工具番号」に表示されている。
例えば、今「主軸工具番号」に1と表示されていて、2番の工具を取りに行って欲しい場合、2番の工具を取りに行けという命令をする。そうすると、まず1番のツールホルダーに工具を置きに行って、それから2番の工具を取りに行く動作をする。ちなみに1番を取りに行く命令をしても機械は動かない。
ツールホルダーの9番は常に空席にしている。これはエンドミルの交換時や使用終了時に、「9番の工具を取りに行く」、という動作をすることで、スピンドルが何も工具をクランプしていない状態にできるため。