観察する。
紙パックの牛乳を実際に押してみると、指を使って表面に少し力を入れるだけで牛乳が吹き出してきた。防ぐためには全体を覆うような専用マグをつくるのが良さそう。
測る。
幅、奥行き、高さをそれぞれ測る。マグの内側の寸法は、牛乳寸法+5パーセント程度にして十分な隙間を確保することで、マグ自体が紙パックを圧縮しないようにする。
デザインする。
妻にどんなマグが可愛いか描いてもらった。ユーモラスでとても可愛い。紙パックが縦長なので、この雰囲気にどこまで近づけられるかわからないが、やってみようと思う。
モデル化する。
Rhinocerosを用いてモデル化してみた。デザイン担当をした妻に意見を聞いてみた。
以下、改善要望。
・耳はもっと丸に近づけてほしい。
・ボディももっとお腹がでた感じの丸みがほしい。
・腕ももう少し丸くしてほしい。
モデル化する。2
何度かリバイスした後、納得のいく形になってきた。
頭部分を外すと紙パックが覗き、持ち手を掴んで飲むことができる。
プリントする。
頭部と体部をそれぞれプリント。頭部はうまくいったものの、体部のサポートが外れてしまい腕が脱落。造形の向きを変えて再チャレンジすることに。
プリントする。2
逆さまにしてプリントすることで両腕が先に胴体と繋がりきれいに造形できた。
サポートを取り外す。
サポートはパリパリ取れてけっこう楽しい。
飲んでみる。
しっかり持ち手を持ってチューチュー飲んでくれた。
これで牛乳ピューっとが解決。
今後はいろんな形のマグをつくっていきたい。
完成写真。
可愛いフォルムでつくれた。