衝撃吸収の方法
昨年優勝された方はケースをシリンジ構造(注射器のよう)にして
空気圧で最後の衝撃を緩和されていた。
同じ方法をとりたくなかったので、ケーススライドの抵抗で
何とかできないかと考えた。
そこで作った第一弾デザインがこれです。
2段スライド衝撃ダンパー
失敗でした。
ミゾをシリンダー型ボディにつけて滑らせるように
想定したが、FDM積層のガタガタが抵抗となり
うまく動作しなかった。普通、動作モデルを作って
検証してから本チャンの形状を作るものだが、ちょっと大きめの
造形ができるFDM機 Flashforge GuiderⅡを買ったものだから
うれしくなって造形してしまいました。反省。
材料もったいない。
らせんバネでショック吸収
FDM機でバネを作るなんてできるかなと思いつつ作成。
渦巻き型で造形してたまごを受け止めるように
考えたデザイン第二弾。重心を下にするため第一弾で作った
羽根パーツはそのまま流用。
渦巻きバネ吸収ケース
内部構造レンダリング
渦巻きのバネがやさしくたまごをホールドするイメージ。
なんかヨサゲなのでとりあえず造形
あえなく撃沈
4重にしたらせんバネだが、たまごの落下で簡単に底つきしてしまう。
1mならギリ受け止められそうだがそれ以上はまず無理。
違うバネ構造を考えることにした。
材料もったいない。
ふと思いついたリングバネ
以前外周1で仕上げたFDMの模型を触った事を思い出し、
円形のバネになるのではないかなと思い造形。
思った通り柔らかい形状が作り出せた。
これをサスペンションユニットに使い衝撃吸収
させることに決定。
リングサスペンション
第三弾デザイン
リングサスを直径違いでいくつか作成したところ60mmあたりが
良さそうな感触。なので内径64mmで筒型のケースを本体に
使う方向で固まった。
あと、落下の姿勢制御が大切なので第二弾の羽根をまた流用しようか
とも考えたが、少しでも落下速度が落せるように6枚羽根で
たけとんぼのようにデザインすることにした。
RingSUS01(リングサスゼロワン)
筒に羽根が6枚ついただけのシンプルデザイン
落下させる時の持ち手だけは付けた。
内部構造レンダリング
本体シリンダーのなかに更に卵が直立して固定できるように
インナーケースを作成した。
完成したデザイン
本体がけっこうな重量(390g)になってしまい、6枚羽根は抵抗というより
姿勢制御のみに生きることになった。
リングサスは柔らかいので3mくらいまでかなと想像。
とりあえず2mから落下実験をしよう。
持ち運びできる分解式
ネジ込みで分解・組み立てがすぐに出来る。
収納袋に入れて移動
PVC材料だと40N(ニュートン)までは大丈夫そう
PLAがFusion360の材料選択になかったのでPVCでやってみた。40ニュートンまではバネ持ちこたえてくれそうです。
ところでたまごケース90g+たまご60gで150gが落ちてゆくけど、どうゆう計算式で解けるのか?