靴の採寸
今後の靴制作に向けて、自分の足の情報を集める。
その上で、それをデジタル上で作製。その基本形を用い、今後の靴作製に応用していく。
足の3Dモデルのダウンロード
モデリング
①Fusion360に「足の3Dモデル」を読み込み、自分の実寸大の大きさに調整(大雑把で良い)
②足首のサイズに合わせた円柱を作製
③スカルプト機能で、そこから少しずつ足の3Dモデルの周りを覆っていく
④穴の塗りつぶしで全体を覆う
⑤実寸大のサイズに微調整
完成
採寸してそれをそのまま表現したため、靴というより靴下のようなオブジェクトが出来上がった
靴型のお菓子入れ
実寸大の靴作製から始めるのではなく、まずは「お菓子入れ」のサイズから試してみる。
アイデアスケッチ
2つのアイデアを考えた。
つま先が尖っている靴と、水泳で使うフィンの形をした靴だ。
3Dプリンターの強みを活かしたデザインと考え、2つ目のアイデアを採用した
モデリング
①以前作成した、実寸大の靴のモデルを、お菓子入れのサイズに小さくする
②つま先周辺を少しずつ伸ばしていく
完成
プリントの向きや、モデリング時点での分解次第で、サポートを減らすことは可能だったが、今回はサポートは多くなった。
インソール作成
やわらかいインソールを作るには、素材そのものをやわらかくするのはもちろんだが、インフィル率などを変えることで、より質を向上させることが可能。
モデリング
①縦と横が自分の足のサイズと同じ楕円形を描き、1cm押し出す
②スカルプト機能で、足の裏にフィットするような曲面にしていく
完成
■設定
・やわらかフィラメント(TPU)では8時間かかる計算になったため、試作品として素材はPLAで作製
•Infill pattern: Hexagonal
•Infill Density:
•Roof thickness: 0
■評価
自分の足とのフィット感も良い
Auxetic Pattern
あらゆる方向に曲がることのできる特殊な形でカットする
パターンを決める
パターンを作成
イラレで2つの台形を合成した形を作成。
それをパターンオプションで複製する
大きさや、間隔を調整。
レーザーカット
イラレ情報をHARUKAに読み込む
oh-Laserでレーザーカット
完成
曲がる
ひねる
ミウラ折りの実践
用紙の選択
制作したらそれを実際に私物として使いたいと思い、クラフトペーパーを材料とした
印刷
Adobe Illustratorでミウラ折りのための線を書き、印刷
折る
簡単に作成することが出来た。
クラフトペーパーは素材自体が硬いため、簡単に開く
履ける靴の制作 1
最終課題として、実際に履ける靴をデジタルファブリケーション技術を主として用い、制作する。
アイデアを出す
インソールがつながっていなくても、良いということがこのデザインを見て分かった。TPUの出力時間削減のため、デザインとして奇抜である、という理由から、セパレートタイプのインソールをデザインすることを決めた。
プロトタイプを作る
蚊取り線香のような、螺旋状に折りたたんでしようできる靴はどうかとダンボールでプロトタイプを制作してみた。
しかし、「つま先のインソール」と「かかとのインソール」がくっついていなので、ぐらぐらしてしまう。また、靴の形にすると、足にあたって痛いことがあり、却下した。
デザインの再考
家にあった母の靴を参考にデザイン案を固めた。
適切な形状や素材なども熟考した。
プロトタイプを作る(2)
TPUでいきなり出力する前に、PLAで同じモデルを出力した。
その上で、ダーティではあるが、デザインした形に設計した。
Dukta Bendingのデザイン
隙間の大きさ、長さなど、適切な大きさをデザインした。
Dukta Bendingをレーザーカッターで作成
たくさんの形を出力して、ベストな形を選択した。
インソールを出力
メディアセンターにおいて、TPUで出力した。
infill率などを調整し、失敗せずに出力ができた。
3DモデルのURL(Thingiverse)
thing:3762628
Dukta Bendingと布を結合する
Dukta Bendingと布を結合する。その布をインソールとアウトソールでサンドイッチする仕組みにした。
インソールの結合
つま先とかかとのインソールを結合した。
結合には糸を使った。
Dukta Bendingとインソールの結合
インソールとアウトソールを糸で縫い結合。
また、Dukta Bendingをインソールに貼り付けるために、マジックテープを使用した。
一足目の靴が完成
Dukta Bendingのカーブが思っていたよりキレイだった。
しかし、MDFとTPUの相性が見た目としてあまり良くない。
また、TPUがほとんどになってしまった。
履ける靴の制作 2
一足目の靴がTPUが8割のようなデザインになってしまった。
また、Dukta Bendingのカーブの美しさをより生かして表現したいと思い、2足目はすべてMDFで構成することにした。
デザインの構想
前回のインソールの形が直線的で美しくなかったため、今回は、カーブを貴重としたデザインにした
デザインの確定
前回のインソールのデータを参考に、大きさやデザインを考えた。
また、結合が簡単かつ美しくなるように、事前に結合用のくぼみを設けた。
レーザーカッターでの制作
DFF-Wに初めて訪れた。
とても早くカットが出来た。
釘での結合
4mmのMDFであるため、釘を指したことで少し割れ目ができてしまったが、気にならない程度。
二足目の完成
Dukta Bendingの特性を遺憾なく活かしたデザインにすることができた。
履いてみた
思ったより、小さかった。。。
女の子ならぴったりだと思う。
2足の靴