制作日記
SFC春学期デジタルファブリケーション(2024.6~7)
ランダムハニカム植木鉢制作日記
week1:履修選抜課題
~デジファブ履修選抜課題~
普通のどこにでもある植木鉢
下皿と水の流れも意識して作成
ソフトウェア:Rhinoceros
プリンター:Ender3 S1 Pro
素材:PLA
week2:第二形態
~形と大きさを変更した3つの植木鉢~
一番左:高さの比率をUP⇒より広さが欲しい。
真ん中:高さの比率をややUP⇒丁度いい。
一番右:高さの比率をDOWN⇒ずんぐり。
今の植木鉢は美しいが、平凡なので、
表面テクスチャに改良の余地ありと考えた。
失敗作だが、印刷ミスした植木鉢の
透け感
が良かった。
ソフトウェア:Rhinoceros+Nodi3D
プリンター:AnkerMake M5
素材:PLA
week3:第三形態
~パーツの分解・追加、ポーラス化~
今週の改良はランダムな高さの六角形を表面に配置。
3Dプリンターの良さを「型がないこと」と捉え、作る/印刷する度に違う植木鉢が出来たら面白いのでは?と考えた
wallなしの印刷は思ったより出来栄えが良くなかった
一方でポーラス化までは行かず。次週の改善点。
ソフトウェア:Rhinoceros+Nodi3D
プリンター:AnkerMake M5
素材:PLA
week4:第四形態
~植物や都市空間になじむ表面テクスチャと数理~
前回できなかったポーラス化を合わせて実施。
3種類のポーラス化を行ったが、上部をハニカム構造の敷き詰め、下部を六角形+らせん構造が最もよかった。
3Dプリンターの良さとして型がなくて作る度に違う植木鉢を作れる。単に高さが違うだけでなく見た目の形も変わった方が面白い。
課題点:既に40%スケールで5時間印刷にかかり、メディアセンターの印刷時間の限界を迎えていること。
ソフトウェア:Rhinoceros
プリンター:AnkerMake M5
素材:PLA
week5:第五形態・屋内用植木鉢
屋内用植木鉢としてひとまずの完成。
ランダムな高さの六角形、側面はらせん構造に六角形をはりつけ隙間を作ることで、通気性・通水性を確保。実際に余計な水は側面からも出てきます。
個人的には満足できる仕上がり。
ソフトウェア:Rhinoceros
プリンター:AnkerMake M5
素材:PLA
week:第六形態
~屋外設置案~
屋外設置案として
クッションドラムの設置を企画。
僕の家の近くには多くのクッションドラムがあり、そこを彩るように植木鉢があったら面白いのではないかと考えた。
実際にミニ模型を作成。
ソフトウェア:Rhinoceros
プリンター:AnkerMake M5
素材:PLA
week7:最終形態・屋外設置用植木鉢
実際にクッションドラムに設置。
しっかりハマるように設計。
反省点:形が平凡。二度見されるようなデザインではなかった。僕としてはこのここまでの軌跡に面白さを見いだしていたが、発表会では刺さらなかった。。。残念。
こちらから
3Dモデル
も是非ご覧ください。
ソフトウェア:Rhinoceros
プリンター:AnkerMake M5
素材:PLA
作り方
以下のファイルのデータを使用
https://drive.google.com/drive/folders/1TFxjFgAv13hRlUQWAtSHavx0xm3Xl4Mx?usp=sharing
①Grasshopperの起動
ライノデータを開け、Grasshopperを起動し、ランダムハニカムのファイルを開く。
その後六角形・小型六角形のレイヤーに含まれるすべてのサーフェスを「Sur」に取り込む
②ランダムな高さの押し出しを作成
「Ext」のBakeを押すとランダムな高さの押し出しが作成される。
小型六角形の押し出しはらせん構造の柱と合体させる。
③FlowAmongSur、完成。
最後に押し出しを選択し、ベースサーフェスとしてベースサーフェスのレイヤーに含まれるサーフェスを選択。最後に骨格レイヤーのサーフェス部に貼り付ける。
らせん構造となているのは植木鉢下部、ハニカム構造は植木鉢上部を想定している。