1.ツールを用意する

ツールのデータはこちらから(https://github.com/takapi34/tensho-workshop)

①プロセスマッピングカード

2種類のカードを用いて、「どこで」「だれが」「どのように」に対して文字やイラストで手書きし、素材がパネルになるまでの過程を整理する。

使用時カード(黄色)では、例えば「運動場」で「子供たち」に「沢山踏まれた」のように、リサイクルされる前段階でどのような使われ方をしていたのか複数書き出す。
加工時カード(青色)では、例えば「慶應鎌倉ラボ」で「ラボの人」が「粉砕機で粉々にした」のように、リサイクルからパネルになるまでの過程を書き出す。

1チームあたり20枚程度。(裏表印刷)

②ステークホルダーマップ

ステークホルダーマップを制作する。ここではものを中心に、①で登場した人や場所、生物などとの関わりをマッピングする。円の中心に近いほど直接的な関係があり、遠いほど間接的な関わりとなるようにする。

1チームあたり1枚

③レゴ人形シート

ステークホルダーマップに貼る人物として使用する。様々な職業や年齢・性別があり、カットして使う。

(https://amzn.asia/d/3v5CGfc)こちらの完成図を使用しました。

1チームあたり1枚

④もののきもちカード

転生先のアイディアにタイトルをつけ、そのものの気持ちとなって思いを書く。

1チームあたり50枚程度。

⑤まちの風景写真

できるだけたくさん

その他に必要なもの

・ペン(複数色)
・白ペン:写真に直接スケッチするため
・模造紙
・はさみ
・マスキングテープ
・発表のための写真立てとボード
・クリアファイル複数枚

2.ワークショップの手順


第1部 これまでの「ものの来歴」と、関わってきた人を再確認しよう


“プロセスマップ 編”

青いカードには、そのものが誰にどこでどんな使われてきたかを書く。
黄色いカードには、そのものが誰にどこでどんな加工をされてきたかを書く。
それらを時系列順に整理し、矢印でつなぐ。
「どのように?」の部分はイラストで描く。

“ステークホルダーマップ 編”

円の0時の部分をスタートとして、一周をそのものの時の流れを表すように整理する。そのうえで、中心に近いほどものとの心理的・物理的な関係値が深く、遠いほど離れるように整えていく。
また、レゴ人形職業カードを用いて、どんな属性の人がどんな距離でどう関わっているのかまとめる。

第2部 「ものの気持ち」になって、来世のかたちをたくさん出そう

あなたは「もの」です。別のかたちに姿を変えて(転生して)、前にも関係した人に再び「会いに行く」ことになりました。

どんな「姿・かたち」になって会いに行きたいでしょうか?

ものの気持ちに立ってかんがえてみてください。なるべくたくさんのアイディアを創出してください。

タイトルとそのものの気持ちを文字で書き、なるべく沢山書くようにする。

第3部 まちの中のどこかに、新しい居場所をみつけよう

第2部では、今まで関係してきた誰かに「別の姿・かたち」になって出会いたい。というものの気持ちから、転生ストーリーが生み出されました。

ただ「もの」は、新しい願望を持ち始めました。

それは、まだ出会ったことのない新しい人々とも知り合ってみたい、という願望です。

そのため、多くの人が行き交う、都市の公共空間に置かれてみたい、と思い始めています。

そこで、これまで出た転生のアイディアから「3つ程度」を選んで適切な写真を選び、実際のまちのなかに置かれたシーンを直接描いてください。

A4サイズで印刷したまちの写真に、白いペンで直接イラストを描く。

発表・講評・まとめ

ものの気持ちカードと、その状況を絵で描いた写真をセットで発表する。