ちなみに、周りの人が笑うと面白く感じるのは「社会的証明」という集団心理である。
これは身近なところでいえば、
ドリフや志村けんの番組でもおなじみの、後付け笑い音声が持つ効果である。
多くの人があの笑い声を野暮ったいと思っていると私は想像するが、実際にはあの音声を入れるだけで番組の評価は劇的に上がる。
ある人の話が面白いかどうか、というのは言ってみれば本質的な判断ではない。
その人の話す空間は笑う人が多い、から面白さが増すのであって、
その人の話す空間にいる笑う人の数と、話の面白さの間に必然的な関係はない。
ゆえに、笑う声の多い空間で話せば話は面白くなるのである。
あ、あなた今、眉にツバつけましたね!