For whom:対象者
自分を含めた車椅子ユーザー
Why:なぜ作ろうと思ったのか
来年から通学で電車を利用する機会が増えるので、電車を利用する際に便利な自助具を作ろうと考えたのが始まりです。
右手で電動車椅子を操作していて、改札のICカードをタッチする部分は右にあるため、今までは改札を通過するときに一時停止してタッチしていましたが、車椅子を右手で操作しながら、左手でICカードをタッチすることができれば、スムーズに改札を通過することができると考え、作ろうと思いました。
How:どのように作成したか
左手でICカードを持つと改札に届かないため、ICカードを固定できて、かつ、それを伸ばせる形状を考えました。
伸ばせる形状は、100均で売っている伸縮可能な孫の手を利用し、ICカードを固定する部分は、3DCADのFusionでデザインをし、curaを利用して、3Dプリンターで出力しました。
この自助具は3Dプリンターを持っている人と相談しながら作成しました。
伸ばせる形状
ICカードを固定する部分
初めはTPUで出力しましたが、孫の手が入らなかったので、PLAで出力し直しました。
折れにくいように積層方向を斜めにしてもらいました。
Outcome:対象者の何がどのように変化する道具なのか
この自助具を使うことにより、改札をスムーズに通ることができ、電車をより気軽に利用することができます。
STLデータ
固定する部分のSTLデータ
シュミレーション
Fusionで改札と自助具をモデリングし、自分をスキャナーでスキャンして、実際に使用できるかどうかの検証を行いました。