はじまり


きっかけ

ファブラボ鎌倉のプロジェクトラボにてコンテストの紹介があり、せっかくの機会なので参加しよう!ということになりました。
プロジェクトラボには、ロボットを作って動かしたい!という子どもの興味を膨らませるため、1年前から月2回通っています。

こんな子です。。

4歳のときに、ロボフェスタ(工業高校、大学、企業によるロボットの祭典)に行き、ロボットに魅了されたようです。
20個以上のサーボモーターで制御される人型ロボットの操縦体験を経験して、あんなロボットが欲しい!!と今も言い続けてます。

ロボットが壊れても直してあげられないから、自分で直せるようになったら買ってもいいよという母の言葉に、ロボット作りやプログラミングを学んだり、プラモデルを作ったりしながら夢を現実に近づけています。

何を作るか?

部屋の棚には制作物が所狭しと並んでる。
というか転がったり、重なったり。。。
プロジェクトラボで作ったロボットも増えてきたし、
ガンプラも学校の工作も。

母)ぐちゃぐちゃになってる飾りがきれいに並べられるようなものを作るのは?

息子)それいい!!

母)何つくろうか?

息子)ガンプラかっこ良く飾りたい!

母)武器とかたくさんあるけど、武器庫作る?

息子)う~ん、、、。

ガンダムが発進するところを作りたい!
足の下に、レールがあって!!
びゅーん!って飛び出すところ!!!

(それを作っても片付かないけど。まあいいか、作りたいものから始めよう。《母の心の声》)

使用ツールと素材

① 設計  : TinkerCAD
② 3D出力  : AFINIA H400
③ フィラメント : Durabio 透明

チームと協力Fab施設

チーム
 ・澤畠洋翔(小学校3年生):構想、設計、3D出力
 ・母:構想等の進行補助、ドキュメント作成

協力Fab施設
 ・ファブラボ鎌倉

イメージ固め


形を決めよう① ガンダムを選ぶ

直近に製作したこのガンダムに決めた

形を決めよう② レールみたいなのって?

絵にかいてみた

形を決めよう③ こんな感じ?

ガンプラと合わせてみるとこんな感じかな。
矢印の方向へレールに沿って “発進!!”

足形をとってサイズを測る

ガンプラを立たせて足形をとり、レールの位置を決める
3Dプリンターの出力サイズ以内で分割
 ※最大出力サイズ 95mm×95mm×95mm

 ⇒右足用2枚、左足用2枚

Tinker cadで3Dデータ作成

厚さ2mm
レール部分の立ち上がりと幅も2mm
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Tinker cadを扱うのはまだ数度目。
しかも、サイズを指定して作るのは初めて。
ベースとレール部分の部品をサイズ通りに合わせるのが一苦労。
何とか写真のように完成した。

作成したデータ
・踵の後ろが引っかかるように立ち上がりを付けたものを2枚(右用、左用)
・引っかかりなしのものを2枚(同じデータ)

3Dプリンターで出力

出力設定値


1回目 出力完了 すこし反っている?

出力してみたところ、四隅が少し反りかえっていた。
4枚つなげて完成するので、反りを無くしたい。

ベース部分を厚くしてみる

ベース部分を2mm⇒5mmにしてプリント

更に反ってしまった(写真右)

ベース部分を再改良

裏側を薄くしてみた

反らなくなったが、見た目が悪い

左:厚さ2㎜で最初に出力したもの
右:厚さ2㎜で所々1㎜の薄い部分を作ったもの




約1㎝の幅でスリットを入れたため、フィラメントの折り返しが均等にならず、白くモヤッとした見た目になってしまった。
2段目の写真:表(出力時上面)
3段目の写真:裏(出力時下面)


薄くした部分の表面にへこみもある。

時間切れ!

まだ改良の余地があり、4つのパーツを接着して完成だが、コンテストには間に合わないのでここで終了。
下記は今後試してみたい。

へこみの改良 →凹み部分の厚さ変更をしてみる
見た目の改良 →中央の溝を無くしてみる

感想

コンテスト終了までに完成させたかった!
Tinker cadで、寸法通りに作るのが難しかった。
他にもガンダムの武器の保管ケースとかつくりたい!

SDGsのことは頭から抜けてしまいましたが、良い経験になりました。思いついたものをサイズも形も適当にデザインして3D出力したことはありましたが、初めて用途にあわせて設計し、サイズ通りに3Dの図面を作ることができました。
これからも様々な物作りに挑戦して欲しいです。