【鶴筆創作までの経緯①】

  • 2024年4月中旬、創作物第1号のササミカッターを
    設計製造した。

  • 鶴形状(形状復帰)の原点となるデザインです。

  • 3Dプリンターを購入し、【ササミカッター】創作することになったのは、妻から鶏ササミの筋が取りにくいので、専用器具があったら良いのにねと言われて創作活動を始めるきっかけになりました。

  • 3Dプリンターについては、約6年前からラジコンのオリジナルパーツを作りたいと思い興味はありました。
 

【経緯②】

  • 2024年4月下旬、創作物第3号の操作押しボタンスイッチ (シリーズⅡ)改良品を設計製造した。

  • ペン型、マジックを取付ける形状(ホルダー部分)の原点となるデザインです。

【経緯③】

  • 2024年5月上旬、創作物第4号のポリバケツバッグホールドを設計製造した。


  • 嫁からポリバケツにゴミ袋を固定できる器具が欲しいと言うので創作しました。鶴形状(形状復帰)の創作物原点となる作品です。

  •  鶴筆の重要部分(鶴のクチバシ形状に似ており、形状復帰する)をデザインした。
 
 

【経緯④】

  • 2024年5月上旬、創作物第5号の鶴箸を設計・製造した。

  • 24通りの持ち方自由のお箸、指が不自由な方にも使用可能な仕様です。

  • 創作物第4号のポリバケツバッグホールドから進化したデザインです。

  • この作品を創作してから子供達が楽しんで、描く補助具があったらワクワクするだろうなと思いました。

【経緯⑤】

  • 2024年5月中旬、創作物第6号の鶴筆を設計製造した。

【鶴筆は複雑な形状のため、何度も失敗】

鶴筆は、私が創作した物の複合デザインで、最終創作物となりました。

(1)2024年5月中旬、鶴筆が複雑なデザインで3Dプリンターで何度も挑戦しました。
   素材はPLAを使用して、5回に1回完成したら良い方でした。

(2)5月下旬、素材(PLA⇒PETG)を変えたら上手く出来るかも知れないと思い挑戦したが何度も失敗した。

(3)現状の3Dプリンターでは製造品質に限界と感じたので、今後ソフト改善により    完成すると期待しました。
 

【新素材(ABS)への挑戦①】

(1)2025年3月~4月、鶴箸が2月に意匠登録され、自動食器洗い機に耐えられる新たな素材
   (PLA⇒ABS)へ変更するため、挑戦することにしました。
   また、この時期に補助具デザインコンテスト2025年が開催される事を知りました。

(2)同じABS素材でもメーカーによって品質が変わる可能性が考えられるため、他社メーカーの
   フィラメントを使いました。

(3)3Dプリンターで個々のフィラメント毎に設定を試しました。    

【新素材のへの挑戦②】

(4)2025年5月にABS素材で漸く創作物が完成しました。

(5)2025年6月自助具デザインコンテスト2025へ応募するため、このタイミングで3Dプリンター
   のスライサソフトがアップデートされました。

(6)昨年、PLA素材で創作しましたが、ABS素材でも創作可能か確認した結果
   まだ100%成功とは言えない品質ですが、使うには問題ない状態で2025年6月初旬に完成しました。

【3Dプリンター仕様】

(1)Creality(クリアリティー)Ender-3 V3 KE 6台所有
   OP:ユニコーンノズル0.4アップグレードキット、フィラメントドライヤー使用
   ABS素材使用する場合、エンクロージャー使用

(2)Creality Ender-3 V3 Plus 1台所有
   OP:E3D Obxidian™ハイフローノズル0.4、フィラメントドライヤー使用
   ABS素材使用する場合、エンクロージャー使用

(3)Creality K-1 SE 1台所有
   OP: フィラメントドライヤー使用  

【フィラメント紹介】

PLA素材はe-SUNのみ使用しております。
理由:品質管理であるマニフェストとテストレポートがある。

(1)PLA e-SUN  

(2)ABS e-SUN plus

(3)ABS e-SUN PRO

(4)ABS 
e-SUN

【サイズ・重さ】

(1)    ペン型 縦:48.5mm 横:74mm 厚さ:21.5mm 重さ:7g

(2)    マジック型 縦:56mm 横:74mm 厚さ:21.5mm 重さ:8g

【応募に際し必要な項目について】

1.Title:Crane Pen(鶴筆)

2.For whom:①誰でも使用可能です。
        ②   手の動きが制限されている人でも描くことができます。
        ③   握力に不安がある人や子供に最適です。

3.Why:一本で自由に描けるワクワク感と共にインスピレーションが
     湧き上がるように創作しました。
   
4.How:私が創作した作品の複合デザインで、最終創作物となりました。

5.Outcome:一本の指で自由に描く事が可能な魔法の自助具です。

【鶴筆 Gcode データ】

(1)鶴筆ペン型[PLA]

(2)鶴筆 マジック型[PLA]

(3)鶴筆ペン型〔ABS〕

(4)鶴筆 マジック型〔ABS〕