始めに
セッション1では現地にて森にまつわる話をお聞きし、実際に間伐を体験させていただきました。
さて、なにをつくろう・・・??
フジモック参加に当たり「やったことがないことに挑戦する」と考えて、複数作ってみるとか、電子工作に手を出すてみるかと検討しつつも作ることに決めたものは ”リングケース” でした。
考えてたこと
間伐材にどんな価値を自分なら付けたいか
持ち運びやすく、かつ自分で製材できるサイズ
ファブラボ太宰府で利用促進したい機材が使える
!(ひらめき)
プロポーズのような個人にとって思いを込めたい時に使えるようなリングケースをミリングマシンで作ってみたら…面白いかも!自分も必要だし。
(思いが重いと言われたらどうしよう問題はスルーしました。)
製材
乾燥し反ってしまった板を平らにします。
使った道具は差金、鉛筆、スライド丸のこ、電動カンナです。
鉛筆でつけた印を目安に平らになるように、削りすぎないように調節しながら行いました。
感覚によるところが大きいため難しかったですが、電動カンナの使い方がだいぶ上達しました。
平らにキレイになると一気に木材になったなと感じますね。
データ作成
製材したものを必要なサイズに切り分けてこれからデータを作ります。
専用ソフト(V-carve)に加工する木材の寸法を入力します。
加工したい形をソフト上で描きます。今回は角丸の四角と円を描きました。
角丸の四角は輪郭加工で、円はポケット加工でそれぞれ選択し、加工する深さを設定します。
設定が終わったら加工データを保存し、ミリングマシンの準備をします。
加工
ミリングマシンで外形の溝を彫り、中央にリングを入れるポケット加工を行いました。
加工後、取り外した木材のバリ取りをノミで、スライド丸のこでいい具合に見ながら形を整えてカットした後、浮いてる部分をあさりのないクラフトソーで切り取ります。
仕上げ
木目を活かすために今回はブッチャーオイルを塗り込みます。
いい感じに仕上がってきました。
丁番取り付け
ベルトサンダーやペーパーで外形や嵌め合いを微調整しつつ、丁番を取り付けます。
小さすぎて打ちづらいのでピンセットで固定してやってみたあと、押しピンで下穴を開けてやったらうまくいきました。
完成!と思ったら…
実は、肝心のリングが入らない…のでした。
データを作る際に、円のサイズを小さくしてしまっていたのが原因です。
リベンジ!
一応試作1号として、スタッフやユーザーさんに見せびらかしつつもらった意見を次に活かします…!!
まだ製材していた木材が残っているので心置きなくリベンジです。
リベンジ1
せっかくなのでフタ式になっているリングケースを作ってみました。
ベルトサンダーである程度整えて、ペーパーで角を丸くしていきます。
仕上げはワトコオイルでやってみましたが、色が濃すぎました…
が、いい風合いに仕上がりました。
リベンジ2(進行中
試作1があまりにも木片感があるという致命的な意見を頂いたので、形を削って変えてみました。
仕上げも含め、まだ製作中です。