レーザーカッター はじめてガイド

まずは、加工可能条件について把握しましょう。

speedy360の加工可能範囲

持参する材料のサイズ:800×500mm以下
アートボードのサイズ:800×500mm以下

speedy400の加工可能範囲

持参する材料のサイズ:990×600mm以下
アートボードのサイズ:990×600mm以下

加工可能素材

ベニヤ……6mmまで
MDF……9mmまで
ファルカタ……13mmまで
アクリル……10mmまで
厚紙……4mmまで
レーザー用ゴム……1.5mmまで
皮革……2mmまで

などがあります。

加工サンプルの実物はウルトラファクトリーのサンプル棚に置いているので、必要であれば見に来てください。また、素材の状態によってはカットできにくい場合もあります。(吸湿してるなど)必ずテスト加工をするようにしましょう。

禁止事項

・鏡面処理された素材
・なめし剤にクロム(VI)を使用した本皮と合成皮革
・カーボンファイバー(炭素繊維)
・ポリ塩化ビニル、塩ビ(PVC)
・ポリビニルブチラール(PVB)
・ポリテトラフルオロエチレン樹脂(PTFE/Teflon)
・酸化ベリリウム
・エポキシ樹脂、フェノール樹脂を含有する素材
・ハロゲン(フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、アスタチン)を含有する素材
・臭素を含む難燃性の素材

データの作り方(基本編)


データの作成手順

①800×500もしくは950×600以内で加工素材のサイズを決める
②Illustratorを起動する
③加工素材以内のサイズのアートボード作成
④ドキュメントのカラーモードをRGBにしておく
⑤オブジェクトの作成
・カットしたい線は塗りなしのパスで作成する
    ・彫刻したい面はパスの面の塗りがある状態で作成する
    ⑥.aiで保存して持参する

    ※ここまでやってから工房に来ること(データがないと何もできません!)

    データ例

    レーザー加工のデータ例に
    1.よくない例
    2.材料からできるだけ多くのパーツを切り出したい場合
    3.材料の加工したい位置が決まっている場合
    4.加工位置が決まっているものを複数同時に加工したい場合
    5. UVプリントしてレーザーカットしたい場合

    と、5つの加工パターン別にデータ例を載せているので、これをダウンロードして(chrome推奨)Illustratorでファイルを開いてください。レイヤーの表示/非表示をぽちぽち変えて、どのようなデータになっているか確認してみてください。 

    ※初めての方は必ず確認してから来てください

    よくある質問


    jpegなどの画像をカットできますか?

    ラスター画像は彫刻しかできないため、カットしたい部分はベクターに変える必要があります。

    【方法①】「画像トレース→拡張」でパスに変換しておく
    【方法②】がんばってぽちぽちトレースしておく

    CADで引いた図面を加工したい人へ


    CADで引いた図面は制作の過程で線が重複していることがあります

    CADで引いた図面は制作の過程で線が重複していることがあります。
    見た目には分からなくても、線が複数重なっていれば、その数だけレーザー光がそこを通ります。(3本線が重なっていれば3回加工してしまうなど)同じ箇所を複数回加工することによって、素材によっては発火の可能性があったり、切り口がひどく焦げて汚くなってしまったりします。
    →AutoCADならoverkillであらかじめ重複した線を削除しておくとよい

    パスが結合されずにバラバラになっていることがあります

    パスが結合されずバラバラになっていることがあります。
    パスがバラバラになっていると非常に効率の悪い順番で加工をして必要以上に時間がかかったりします。
    →線と線の端を結合しておくとよい

    レーザーカッター使い方動画

    レーザーカッター使い方動画

    レーザーカッター はじめてガイド

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