演者の役割
彼は日常的に何者かになり「振舞うこと」をたのしんでいる。
悪と戦うヒーローはもちろん、女子たちのおままごとにも積極的に参加する。
その場合総じて回ってくるのは赤ちゃん役だが、求められるバブ担当をしっかり演じている。
「振舞い」を楽しんでいるときは、場所を問わずそこは「舞台」になっているし、
「振舞うこと」が内から外に向かったとき、それは「他者へ振舞うこと」に繋がるのかも。
写真は彼のアーカイブヒーローコレクションより。演者の存在感×背景とのミスマッチが合成写真のようで、近所の公園も舞台へ昇華するのだと感じた一コマ。
今回のプロジェクトの演者たちがどのような役割を持つのか、とてもたのしみです。