この作品の背景

年間を通して2000万人近くの観光客が訪れる鎌倉ではポイ捨てが非常に多い。しかし景観上、ゴミ箱が殆ど設置されていない。市は町をきれいに保とうという運動を呼び掛ける条例などを定めたりしたが、一向にポイ捨てが減る気配を見せない。そこで、景観を損ねることのないゴミ箱を作りたいと思った。

ゴミ箱のポイント

従来のごみ箱が設置されなかった原因を考え、調べまとめた。私たちが考える主な原因は景観上の問題、カラスによるごみの散乱の二点があると結論付けた。

模型の作成

レーザーカッターを用いて自分たちが思うままに試しに作成してみた。思っていた通りに動いてくれたが、設置面が狭い、高さが少し高い、プロペラの風力が弱すぎるなど反省点がたくさん挙げられた。No.2を作成するうえでこれらの点を改善していきたい

No.1 プロトタイプ 設計図

二つの模型を同じ立体上に作るため大きめに設定した。

No.1 プロトタイプ 土台作成

設計図、Inkscapeの作図が完成したのでレーザーカッターで厚さ3mmの段ボール板を切断し、立体に仕上げた。

No.1 プロトタイプ プロペラ

風でごみを落とす方式のごみ箱に使うプロペラ第一号。非常に良い出来であったが、思っていたよりモーターの力が弱く、小さなごみも動かせなかったので、失敗作となってしまった。

No.1 プロトタイプ 完成

思っていた通りに動いてくれたが、設置面が狭い、高さが少し高い、プロペラの風力が弱すぎるなど反省点がたくさん挙げられた。No.2を作成するうえでこれらの点を改善していきたい。

No.2 プロトタイプ 設計図

No.1の反省を生かし設置面を大きくし余裕ができるように設計した。

No.2 プロトタイプ 装飾(カラスとごみ箱)

本作には関係ないが隣に置くオブジェクトとして、ごみ箱とそれを荒らすカラスを3Dプリンターで作成した。全体的なサイズが小さいので、カラスは小さく、細かいので足がおれてしまった。

No.2 プロトタイプ 土台作成

前作の反省点を生かして

No.2 プロトタイプ 準備するもの

基本的にはNo.1で用いた部品を使った。唯一、元々開閉式のごみ箱に使っていた部品のみは用いず、3Dプリンターで新たに作成した部品を使い、安定性の強化を図った。

完成


完成品 中

右側のゴミ箱にボタンをつけることができた。左側のゴミ箱には、人感センサーを付けたが、反応が悪かった。次はもっと高度な赤外線センサーを付けたい。


中の様子